ロッキーズ・マルケスが史上3人目の初回先頭から8連続K

【フィリーズ0-14ロッキーズ】@クアーズ・フィールド

ロッキーズは先発のヘルマン・マルケスがメジャータイ記録となる初回先頭からの8者連続三振を含む11奪三振を記録し、シーズン奪三振の球団記録を更新。打線が16安打14得点の猛攻を見せるなか、7回3安打無失点の快投で今季14勝目(10敗)をマークした。一方のフィリーズは先発のニック・ピベッタが5回途中6失点でノックアウトされ、リリーフ陣もロッキーズ打線の勢いを止められず。7連敗で今季80敗目を喫し、7年ぶりのシーズン勝ち越しに向けてもう1敗も許されない状況に追い込まれた。

立ち上がりのマルケスのピッチングは見事だった。セザー・ヘルナンデス、カルロス・サンタナ、オドゥベル・ヘレーラを3者連続で空振り三振に仕留めて初回を終えると、2回表はリーズ・ホスキンスを見逃し三振に抑えたあと、ロマン・クインとディラン・コゼンスを連続で空振り三振。3回表はスコット・キンガリーとアンドリュー・ナップから連続で空振り三振を奪い、初回先頭から8者連続三振のメジャータイ記録を樹立した。自身のエラーと四球で二死1・2塁のピンチを招いたものの、サンタナからこの試合2つ目の空振り三振を奪ってこの回も無失点。なお、初回先頭からの8者連続三振は1986年のジム・デシャイーズ(アストロズ)、2014年のジェイコブ・デグロム(メッツ)に次ぐ史上3人目の快挙となっている。

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