メッツ・バルガス 来季につながる7回無失点の快投

【ブレーブス1-4メッツ】@シティ・フィールド

シーズン開幕当初、ジェイソン・バルガスはノックアウトされる登板が続き、メッツファンを何度も落胆させていた。しかし、防御率8点台の前半戦から一転、後半戦は持ち前の緩急を生かしたピッチングがよみがえり、ア・リーグ最多勝に輝いた昨季を彷彿とさせる安定したピッチングを披露。今季の最終登板となったこの試合では地区優勝を果たしたブレーブスを相手に7回3安打無失点の好投を見せ、今季7勝目(9敗)をマークした。バルガスが良い形でシーズンを終えたことは、メッツファン、そしてミッキー・キャラウェイ監督にとって来季につながる明るいニュースとなったに違いない。

メッツは3回裏にケビン・プラウェッキーの7号ソロで先制し、7回裏にはデビン・メゾラコの11号3ランで貴重な追加点をゲット。バルガスは6回表に二死から連打を浴びて1・2塁のピンチを背負ったものの、ニック・マーケイキスを内野ゴロに打ち取ってピンチを脱し、7回77球無失点の快投でリリーフ陣にバトンを託した。そのリリーフ陣は8回表にロナルド・アクーニャJr.のタイムリーで1点を失ったが、3人のリリーバーで8回表を乗り切り、最終回はロバート・グセルマンが無失点に抑えて13セーブ目。バルガスは7月下旬の戦列復帰以降、11先発で5勝3敗、防御率3.81、被打率.223と上々の成績を残しており、2年契約の2年目となる来季は活躍が期待できそうだ。

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