ブルージェイズ有望株・ビシェットが故障でアリゾナ秋季リーグ不参加

レギュラーシーズンもあと数日で終了し、プレーオフを控えているメジャーリーグ。その裏では各球団の有望選手が集まるアリゾナ秋季リーグも開催される。選手達にとっては今リーグでの活躍が来季メジャー昇格への足掛かりとなるが、残念ながらその機会を逃すことになる者もいる。

ブルージェイズの有望選手の1人であるボー・ビシェットが膝と肘の故障で参加予定だったアリゾナ秋季リーグを欠場することが発表された。ビシェットは現在20歳の遊撃手で2016年ドラフト会議でブルージェイズから2位指名を受けて入団すると今季は2Aでプレーし131試合に出場、打率.286 11本塁打 74打点の成績を残した。MLBが発表している有望株ランキングトップ100では9位に入っている。

チーム関係者によるとビシェットについて「イースタンリーグのプレーオフ終了後に痛みを覚えた。(アリゾナ秋季リーグは欠場するが)オフシーズンや春季キャンプには影響ないはずだ」と話している。ブルージェイズはビシェットの代わりに23歳の二塁手であるサンティアゴ・エスピナルがアリゾナ秋季リーグに参加すると発表した。エスピナルは今年6月に金銭トレードで加入。主に1Aと2Aでプレーし合計124試合に出場し打率.297 10本塁打 60打点の成績を残しており着実に成長している選手だ。

アリゾナ秋季リーグは将来の球界を背負って立つ選手達が集まる場所であり、来季の新人王候補も出現する。昨年はロナルド・アクーニャJr.が今リーグで打率.325 7本塁打 16打点と猛打を振るった。今季はブレーブスを地区優勝を導き、自身もナ・リーグの新人王候補となっている。ビシェットについてもアクーニャJr.のような活躍が期待されたものの、プレーができないことは残念。まずは回復に専念し完全復活を目指す。

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