ドジャース・プイーグ NLDS第3戦はスタメン落ちの可能性

日本時間10月8日はナ・リーグ地区シリーズ第3戦を控えている。ここまでブレーブス相手に連勝しリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけているドジャースはまずは次の1勝に向けて戦略を立てている。その1つとなるのが打順、選手の起用法だ。

デーブ・ロバーツ監督は「打順についてはいろんなパターンを考えているよ」と話しているものの、そのパターンの中にヤシエル・プイーグの名前はないようだ。プイーグといえば前日に行われた地区シリーズ第2戦で「5番・右翼」としてスタメン出場したが6回、四球で出塁し迎えたコディ・ベリンジャーの打席で盗塁を試みるも失敗に終わっている。この日はフル出場して2打数1安打1四球の成績だった。

試合はドジャースが3-0で勝利を収めたが、ロバーツ監督はプイーグの単独スチールに頭を悩ませた。もし、プイーグがそのまま一塁にいればベリンジャーの長打などでさらに得点を重ねることができたかもしれない。チームにとって走者がいる場面でベリンジャーを打席に送ることは相手にプレッシャーをかけるという作戦を実行していることになる。「ヤシエルを試合に出すことに苦労する時もある。すべて彼意思に任せると困ったことになる」と話している。

一方で連敗ストップを狙うブレーブスの第3戦の先発は初戦にも登板したショーン・ニューカムに決まった。以前から右腕のケビン・ゴーズマンが投げると予想されていたが、変更にロバーツ監督は戸惑ったという。左腕対策として右打者の活躍がカギとなるが、今季のプイーグはわずか打率.209と左腕を苦手にしており起用される可能性は低い。彼の代わりにジャスティン・ターナーやデービッド・フリースを起用することができるという。プイーグの弱点ともいえる左腕と対戦するという点もあるが、前日の盗塁失敗がスタメン落ちの理由の1つに数えられるだろう。

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