ロッキーズ FA主力3選手の穴埋めは球団内部の若手に期待か

来季は3年連続となるポストシーズン進出を目指すことになるであろうロッキーズだが、今オフはフリーエージェントとなる主力選手の穴埋めに動かなければならない。地元紙デンバー・ポストのパトリック・ソーンダースは、球団内部の若手選手が穴埋め要員になる可能性が高いと考えているようだ。

今オフのロッキーズは正二塁手のDJレメイヒュー、正右翼手のカルロス・ゴンザレス、そしてセットアッパーとして見事な活躍を見せたアダム・オッタビーノがフリーエージェントとなる。ソーンダースはロッキーズがレメイヒュー、オッタビーノと再契約を結ぶ可能性は低いと見ており、また、昨オフには再契約を結んだゴンザレスとも、仮に本人が再契約を望んだとしても、再契約を見送る可能性が高いと分析している。

これによりロッキーズは「正二塁手」「正右翼手」「セットアッパー」という大きな穴を3つ抱えることになるが、近年のロッキーズはイアン・デズモンド、ウェイド・デービス、ブライアン・ショウ、ジェイク・マギーなどフリーエージェント市場で次々に大型契約を締結しており、来季の年俸総額の大部分を彼らが占めている。また、来季終了にフリーエージェントとなるノーラン・アレナードとの契約延長交渉も控えているため、今オフのフリーエージェント市場では大型補強に動かないだろうというのがソーンダースの見解だ。

となると、球団内部の若手選手たちに大きな期待がかけられることになる。デービッド・ダール、ライアン・マクマーン、ギャレット・ハンプソン、ブレンダン・ロジャース、ライメル・タピアといった選手たちがレメイヒューやゴンザレスに代わって出場機会を得ることになると見られており、彼らの働きがチームの浮沈を左右することになるだろう。また、今季のショウは防御率5.93、マギーは防御率6.49と大きく期待を裏切っており、両者が本来のピッチングを取り戻せば、オッタビーノの抜けた穴をカバーすることは十分に可能なのではないだろうか。

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