ペペ・レイナに続く伝説へ リヴァプール新GKはすでにプレミア最強か

リヴァプールのアリソン・ベッカー photo/Getty Images

ワールドクラスのGKを迎えただけでこうも変わるものなのか。今夏にローマからGKアリソン・ベッカーを加えたリヴァプールは、一気に堅守を武器とするチームに生まれ変わっている。

アリソン1人の功績ではなく、センターバックのフィルジル・ファン・ダイクとジョー・ゴメスの働きが大きいのは事実だ。しかし、後方にアリソンが構えている安心感は特別なものがある。英『Liverpool Echo』も、すでにアリソンがプレミア最高のGKだと絶賛している。

現在リヴァプールはマンチェスター・シティと並んで最少となるリーグ戦3失点に留めており、アリソンはここまでセービング率86%と高い数字を記録している。レスター・シティ戦では寄せてきた相手をかわそうと不用意なドリブルを仕掛けて失点するミスもあったが、それを除けばパーフェクトに近いプレミアデビューと言えるだろう。

期待されるのは「プレミアリーグ・ゴールデングローブ」の受賞だ。プレミアリーグで最も多くのクリーンシートを達成したGKに贈られる賞で、昨季はマンチェスター・ユナイテッドのダビド・デ・ヘアが18試合のクリーンシートを記録して同賞に輝いている。

リヴァプールのGKが同賞を獲得したのは2007-08シーズンのペペ・レイナが最後となっており、当時のレイナは2005-06シーズンから3シーズン続けて同賞に輝いている。同メディアはアリソンがレイナ以降ではNo.1のGKと捉えているが、アリソンとリヴァプール守備陣は今後もクリーンシートを連発できるだろうか。

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