今オフのFA選手トップ25 菊池雄星が11位にランクイン

日本時間10月31日、MLB公式サイトでは2004年にメッツでGMを務め、現在は同サイトでコラムニストを務めているジム・デュケットが今オフのフリーエージェント選手トップ25を発表した。マニー・マチャド(ドジャース)、ブライス・ハーパー(ナショナルズ)、パトリック・コービン(ダイヤモンドバックス)といった有力選手が順当に上位に名を連ねるなか、ポスティング制度でのメジャー挑戦が有力視されている菊池雄星(埼玉西武)が11位にランクインしている。

デュケットのランキングで1位に選ばれたのは、今季オリオールズとドジャースで打率.297、37本塁打、107打点、OPS.905の好成績を残したマチャドだ。26歳という年齢や、三塁と遊撃を守れること、さらにはクオリファイング・オファーの対象とならないこともあり、総額3億ドル規模の8~10年契約を得ることが予想されている。デュケットはヤンキース、フィリーズ、パドレス、ドジャース、ホワイトソックス、マーリンズを契約先の候補に挙げている。

2位はハーパー。今季は前半戦で大不振に陥り、シーズン通算では打率.249、34本塁打、100打点、OPS.889という物足りない成績に。デュケットは今季の不振により、ハーパーが史上最高額の超大型契約を得るチャンスを失ってしまったと考えているようだ。契約先の候補としてはナショナルズ、ドジャース、カブス、カージナルス、フィリーズの5球団が挙げられている。

3位以降はコービン、マイケル・ブラントリー(インディアンス)、クレイグ・キンブレル(レッドソックス)、ダラス・カイケル(アストロズ)、ネルソン・クルーズ(マリナーズ)、ネイサン・イバルディ(レッドソックス)、アダム・オッタビーノ(ロッキーズ)、ウィルソン・ラモス(フィリーズ)と続き、11位に菊池がランクイン。デュケットは菊池が今季、一時的に左肩の故障で戦列を離れたことに触れ、「多くの日本人投手がメジャーの日程に苦労し、故障に悩まされていることを考えると、菊池の獲得を躊躇する球団が出てくるかもしれない」としている。一方で「菊池の投球を見たスカウトの話を聞く限り、西武ライオンズでプレイした左腕はメジャーで先発3番手を担う実力があるようだ」と評価。獲得候補としてはレンジャーズ、ドジャース、ヤンキース、マリナーズ、フィリーズ、パドレスの6球団を挙げた。トップ25の顔ぶれは以下の通り。

1位 マチャド
2位 ハーパー
3位 コービン
4位 ブラントリー
5位 キンブレル
6位 カイケル
7位 クルーズ
8位 イバルディ
9位 オッタビーノ
10位 ラモス
11位 菊池
12位 ヤスマニ・グランダル(ドジャース)
13位 チャーリー・モートン(アストロズ)
14位 柳賢振(リュ・ヒョンジン:ドジャース)
15位 マイク・ムスターカス(ブリュワーズ)
16位 A.J.ポロック(ダイヤモンドバックス)
17位 J.A.ハップ(ヤンキース)
18位 ジューリス・ファミリア(アスレチックス)
19位 デービッド・ロバートソン(ヤンキース)
20位 アンドリュー・ミラー(インディアンス)
21位 ザック・ブリットン(ヤンキース)
22位 CCサバシア(ヤンキース)
23位 ジョシュ・ドナルドソン(インディアンス)
24位 ダニエル・マーフィー(カブス)
25位 マーウィン・ゴンザレス(アストロズ)

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