島内の教会保全協力金 返礼品に絵はがき配布

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 新上五島町観光物産協会は島内の教会の保全協力金への返礼品として、町職員が描いた水彩画を印刷した絵はがきを配布している。上五島空港内の「頭ケ島の集落インフォメーションセンター」で協力金を払った際に、1枚を贈っている。10種類計300枚を制作し、なくなり次第終了する。
 構成資産に同町の「頭ケ島の集落」がある「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に登録され、町内教会の環境整備の重要性が高まる一方、町内に29ある教会では信徒の高齢化などに伴い維持管理が難しくなっている。こうした中、同協会は5月、保全協力金の募集を1口千円で開始。同空港と頭ケ島天主堂付近を結ぶ無料のシャトルバスの運営や、各教会付近の清掃などの経費に充てる。
 これまでも五島列島にある教会の位置を記した地図などを返礼品にしてきたが、観光客らの思い出にしてもらおうと、10月下旬から地図などとセットで配布を始めた。町の男性職員がこれまで趣味で描いてきた水彩画で、頭ケ島天主堂や大曽教会、若松港に停泊する漁船など町内の風景を柔らかなタッチで表現している。同町は「町内のほかの教会に関心を持つきっかけにしてほしい」としている。

模造紙にまとめていく会員ら=南島原市有家町