水戸ホーリーホックとキットサプライヤーのGAViCは4日、早くも2019シーズンのユニフォームを発表した。
NEWモデルのテーマは「かさね檜垣」と「コンクリート」。2018シーズンモデルと同様に、GAViCは独自性の強いデザインを投入している。
なお、各キットのスポンサーマークは現時点でのものとなり、変更の可能性もあるという。
2018シーズンの明治安田生命J2リーグは残り2試合。条件付きで2019年のJ1ライセンスを交付された水戸は、現在10位につけているが、来季のJ1昇格の可能性は既に消滅している。
Mito HollyHock 2019 GAViC Home
2019年のホームキットは2018年モデルと同様に、日本の伝統模様である和柄の檜垣(ヒガキ)柄を二重に重ねた「かさね檜垣」を継続して採用。この柄でクラブの積み重なる歴史を表現している。
各キット共通で右袖には、2018年モデルと同様にホームタウン名の入ったパッチを装着する。
近年は「和の雰囲気」にこだわりを見せる水戸のユニフォーム。ナンバーとネームのフォントも2018年モデルと同様に、毛筆に近い表現の独特なデザインで継続する。
キットデザインのコンセプトである檜垣柄は、実は身近な模様。日本古来の伝統的な和柄で、着物をはじめ様々な物(あるいは場所)で目にすることが多い。
水戸のエンブレムと言えば、水戸藩の家紋「三つ葉葵」を取り囲む竜のデザイン。その周囲には「かさね檜垣」の透かしプリントを確認できる。
Mito HollyHock 2019 GAViC Away
新しいアウェイキットのデザインは、和の雰囲気を前面に押し出すホームキットとは正反対に、なんとコンクリートのグラフィックだ。このスタイリッシュかつ無機質なデザインは、スタジアムの「打ちっぱなしコンクリートの壁」に着想を得たという。
「打ちっぱなしのコンクリート」とは、その名の通りでコンクリートそのままの壁のこと。そのデザイン性から、一般住宅で目にすることも多い。しかしこれに着目するとは、GAViCの目の付け所が興味深い。この意外性はザンクトパウリ(ドイツ)のユニフォームに近い感覚だ。
実物の仕上がりがどのような感じになるのか、今から楽しみだ。
Mito HollyHock 2019 GAViC Goalkeeper
GKキットはサードまで用意されるが、デザインはすべてフィールドプレーヤーのホームキット用と共通のストライプ柄だ。
GK各キット共通で、必ずチームカラーであるブルーのストライプをあしらう。
GKキットは1stキットがダークグレー、2ndキットがグリーン、3rdキットがイエローとなる。
ここでは各キットのシャツ、パンツ、ソックスの3点が揃ったコンプリートルックを一挙掲載。基本的に同系色でコーディネートし、ソックスの前面にはGAViCのメーカーロゴマークをあしらう。