【リベルタドーレス】”スーペルクラシコ”を制したのはリーベル!延長戦の末4度目の南米王者に輝く!

2015年以来4度目の南米王者に

南米王者を決めるコパ・リベルタドーレス決勝第2戦がスペインにあるサンティアゴ・ベルナベウで開催。決勝初の”スーペルクラシコ”は壮絶な熱闘の末、リーベル・プレートがボカ・ジュニアーズを下し優勝を果たした。

バス襲撃事件で開催地がアルゼンチン以外の中立国に選定されるなど、混迷を極めた今年のリベルタドーレス。サンティアゴ・ベルナベウでは最高レベルの警備体制の中、運命の一戦が行われた。先制点が大きな意味を持つ決勝で、先に仕掛けたのはボカの方だった。サイドから精度の高いクロスを供給することでチャンスを創出。何度も惜しい場面を迎えるなどゴールの匂いを漂わせる。すると44分、DFの連係ミスを突いたダリオ・ベネデットが抜け出し、GKを一対一に。ゴール右隅に冷静に流し込み、ベネデットの4戦連続ゴールでボカが先制する。

ダメ押し弾を決めたマルティネス

1点を追いかける立場となったリーベルは、後半に入って怒涛の反撃に出る。縦に速い攻めでゴール前まで進入。ボカのディフェンスラインに綻びが生まれると、細かいパス回しから決勝第1戦でも得点を挙げたルーカス・プラットがネットを揺らし、ついにリーベルが同点に追い付く。その後は互いに凌ぎを削るものの、90分で決着はつかず、勝負の行方は延長戦に委ねられた。

プライドを懸けた延長戦は、リーベルが1人退場者を出したボカを攻め立てる一方的な展開となる。リーベルが雨の様にシュートを放ち続けると、109分にファン・キンテロがペナルティエリア手前から強烈なミドルを叩き込み、奇跡の逆転に成功する。試合終了直前には、自陣から発動したカウンターにゴンサロ・マルティネスがダメ押し弾を挙げてタイムアップ。激闘を制したリーベルが2015年以来4度目の南米王者に輝いた。

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