12月も第2週を迎え、ヨーロッパでは各国リーグで熱戦が繰り広げられた。そんな中、両チームにカードが飛び交い、守備を忘れとにかくゴールを取り合ったゲームがいくつか存在。厳選した2試合を紹介する。
セリエA第15節 サッスオーロ 3-3 フィオレンティーナ
勝てば上位進出も見込める両チームの対戦は、前半と後半で全く別のゲームとなった。62分サッスオーロのジョセフ・アルフレド・ダンカンの豪快なシュートを皮切りに、突如としてオープンな展開に。互いに得点を取り続けるシーソーゲームは、退場者を出したことでさらに混迷を極める。結局、アディショナルタイムとなった96分にフィオレンティーナのベルギー代表FWケビン・ミララスのゴールでドロー決着。退場者2人、3-3のスコアと荒れたゲームとなった。
ラ・リーガ第15節 エイバル 4-4 レバンテ
今シーズンのラ・リーガで記憶に残った試合ベスト5に挙げられるのが、エイバルとレバンテの一戦だ。開始1分でいきなりイエローカードが出ると、エイバルがゴールを決めた1分後にレバンテが同点に追い付く奇妙なゲームに。レバンテが逆転して試合を折り返すものの、後半に入ってエイバルが8分間に3ゴールを挙げエイバルが再びリード。ところが、得点した分だけ失点を喫する今季の両チームの特徴が如実に表れ、後半アディショナルタイムにネットを揺らしたレバンテが土壇場で追い付き4-4で試合終了。合計8ゴールも生まれる派手な試合となった。