フィリーズが元MVP・マカッチェンを3年契約で獲得

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フィリーズがナ・リーグMVP受賞歴のある外野手の獲得に成功した。とは言っても、フィリーズが獲得したのはブライス・ハーパーではない。フィリーズが獲得に成功したことが報じられているのは、長年パイレーツの看板選手として活躍し、2013年にナ・リーグMVPに選出されたアンドリュー・マカッチェンだ。MLB公式サイトに入った情報によると、フィリーズとマカッチェンは総額5000万ドルの3年契約で合意。ジ・アスレチックは4年目が球団オプションになっていることを伝えている。

パイレーツの主力選手として9年間プレイしたマカッチェンは、昨オフにトレードでジャイアンツへ移籍。今季はジャイアンツで130試合に出場して打率.255、15本塁打、55打点、OPS.772をマークしたあと、8月末のトレードでヤンキースへ移籍し、ヤンキースでは25試合に出場して打率.253、5本塁打、OPS.892をマークした。コンスタントに打率3割をクリアしていた全盛期と比較すると今季の成績は物足りないものの、2チーム合計で155試合に出場して20本塁打、95四球、OPS.792というのは決して悪い数字ではない。フィリーズもそのあたりに目を付けていたのだろう。

マカッチェンはフィリーズでは左翼手としての起用が中心になると見られている。今季の正左翼手だったリーズ・ホスキンスは守備防御点-24という拙守で足を引っ張り、今オフに正一塁手のカルロス・サンタナがトレードでマリナーズへ放出されたことにより、一塁に戻ることが決定。それに伴い空席となった左翼にマカッチェンが入る形となる。要するに、マカッチェンは今季161試合に出場して打率.229、24本塁打、OPS.766だったサンタナの穴を埋める戦力としてフィリーズに迎え入れられたわけだ。

よって、マカッチェン獲得によりフィリーズがハーパー争奪戦から撤退するわけではなく、フィリーズは引き続きハーパーとマニー・マチャドの獲得を目指している。その一方で、マカッチェンの加入により外野が人員過剰気味となるため、オドゥベル・ヘレーラやニック・ウィリアムスのトレードが検討させる可能性もありそうだ。