ルール5ドラフト オリオールズが全体1位でマーティンを獲得

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今オフのウィンター・ミーティング最終日となった日本時間12月14日にルール5ドラフトが行われた。例年、ルール5ドラフトでは投手中心の指名が展開されるが、それは今オフも同様。メジャーリーグ・フェイズで指名された14人のうち、実に10人が投手だった。しかし、タイガースがビクトル・レイエス外野手を指名した前年に続き、今オフも全体1位指名は野手。オリオールズは全体1位でアスレチックスの有望株、リッチー・マーティン遊撃手を指名した。ここでは合計14人が指名されたメジャーリーグ・フェイズを整理する。

オリオールズが指名したマーティンは、MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングでアスレチックスの12位にランクインしていた有望株であり、今季はAA級で118試合に出場して打率.300、6本塁打、42打点、25盗塁、OPS.807をマーク。強肩を生かした遊撃守備に対する評価は高く、今季急成長を遂げた打撃面がメジャーでも通用する水準に達せば、守備型遊撃手として貴重な戦力となりそうだ。

2位から5位までは投手の指名が続き、2位でロイヤルズがサム・マクウィリアムス(右腕・元レイズ)、3位でホワイトソックスがジョーダン・ロマノ(右腕・元ブルージェイズ)、4位でマーリンズがライリー・フェレル(右腕・元アストロズ)、5位でタイガースがリード・ギャレット(右腕・元レンジャーズ)を指名。ロマノはルール5ドラフトで指名されたあと、レンジャーズへトレードされている。

6位のレッズは元ドジャースのコナー・ジョー一塁手兼三塁手を指名。今季はAA級とAAA級で計106試合に出場して打率.299、17本塁打、出塁率.408、OPS.935の好成績を残しており、ジョーイ・ボットー一塁手、エウヘニオ・スアレス三塁手の控えとしてメジャーでの活躍が期待される。

7位からは再び投手の指名が続き、7位でレンジャーズがクリス・エリス(右腕・元カージナルス)、8位でジャイアンツがトラビス・バーゲン(左腕・元ブルージェイズ)、9位でブルージェイズがエルビス・ルシアーノ(右腕・元ロイヤルズ)、10位でメッツがカイル・ダウディ(右腕・元メッツ)を指名。3位のロマノと同様に、7位のエリスはロイヤルズへトレードされた。

11位のフィリーズは元ドジャースのドリュー・ジャクソン二塁手兼遊撃手を指名。今季はAA級で103試合に出場して打率.251、15本塁打、22盗塁、OPS.804をマークしており、マイナーでは二塁と遊撃のほか、三塁と中堅の守備経験もある。なお、ジャクソンはルール5ドラフト終了後にオリオールズへトレードされている。

12位でダイヤモンドバックスがニック・グリーン(右腕・元ヤンキース)、13位でマリナーズがブランドン・ブレナン(右腕・元ロッキーズ)を指名し、2巡目に突入した14位ではジャイアンツがドリュー・ファーガソン(外野手・元アストロズ)を指名。なお、ルール5ドラフトに参加できるのは40人枠に空きがあるチームだけであり、ルール5ドラフトで獲得した選手はシーズンを通して40人枠に登録しておく必要がある。メジャーリーグ・フェイズで指名された14人のうち、来季終了まで新天地となるチームに所属し続けている選手は何人いるか。14人の奮闘に注目だ。