アスレチックスがベテラン救援右腕・ソリアと2年契約へ

関係者がMLB公式サイトのジェシー・サンチェスに伝えたところによると、アスレチックスはフリーエージェントのリリーフ右腕、ホアキム・ソリアと2年契約を結ぶことで合意に至りつつあるようだ。身体検査後に正式な契約発表が行われる見込みだが、関係者によると契約の総額は1500万~1550万ドルになる模様。今季途中に獲得したジューリス・ファミリアがフリーエージェントで流出したアスレチックスは、その穴埋めとして実績十分のベテラン右腕を手に入れることが確実となった。

現在34歳のソリアは、今季ホワイトソックスとブリュワーズで合計66試合に登板して防御率3.12をマーク。ホワイトソックスで好調だった(40試合で防御率2.56)ことを買われて7月のトレードでブリュワーズへ移籍したものの、移籍後は26試合で防御率4.09とやや精彩を欠いた。

ソリアはメジャーで11シーズンの実績があり、これまでにロイヤルズ、レンジャーズ、タイガース、パイレーツ、ホワイトソックス、ブリュワーズの6球団でプレイ。アスレチックスが7球団目となる。通算639試合に登板して31勝35敗、220セーブ、80ホールド、防御率2.88、WHIP1.13と実績は十分。ポストシーズンはタイガース時代の2014年、パイレーツ時代の2015年に続いて3度目の出場となったが、7試合で防御率7.71と期待に応えることはできなかった(ポストシーズン通算では10試合で防御率12.15)。

アスレチックスは今季途中に加入して強力ブルペン陣の一角を担ったファミリアがシーズン終了後にフリーエージェントとなり、古巣のメッツと3年3000万ドルで契約。その穴を埋めるべく、移籍市場でリリーフ投手の獲得を目指していたが、実績十分のソリアに白羽の矢が立った格好だ。ブレイク・トライネン、ルー・トリビーノ、フェルナンド・ロドニー、ユスメイロ・ペティートといったファミリア以外の中心メンバーは健在であり、来季も強力ブルペン陣はアスレチックスの大きな武器となりそうだ。

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