ブルージェイズFA補強第1弾 右腕・シューメイカーと1年契約

ブルージェイズが今オフのフリーエージェント市場においてチーム最初のメジャー契約を締結した。日本時間12月29日、ブルージェイズはフリーエージェントの先発右腕、マット・シューメイカーと1年契約を結んだことを発表。ヤフースポーツが最初に契約合意を報じ、その後、関係者がMLB公式サイトに伝えた。シューメイカーの年俸は350万ドルであると報じられている。

シューメイカーは過去2年、故障に苦しむシーズンが続いており、2年合計で21試合にしか先発していないものの、メジャー契約を手にすることに成功した。最後にフルシーズン働いたのは2016年であり、この年は27試合に先発して9勝13敗、防御率3.88、143奪三振をマークしている。

ミシガン州出身のシューメイカーは、マーカス・ストローマン、アーロン・サンチェス、ライアン・ボルッキとともに先発ローテーションの一角を担うことが予想される。先発5番手の枠は空席であり、今後もフリーエージェント市場での補強を目指すことになるが、ショーン・リードフォーリー、トーマス・パノーン、サム・ガビーリオといった球団内の戦力で賄う可能性もある。

なお、シューメイカーの獲得により、ブルージェイズの40人枠は満員となっており、今後さらなる補強を行う場合には現有戦力を40人枠から外す必要がある。MLB公式サイトでブルージェイズの番記者を務めるグレガー・チズホルムは外野手のドルトン・ポンペイやリリーフ右腕のオリバー・ドレイクがその候補になると見ているようだ。

過去2年の大半を右前腕の故障のために欠場したシューメイカーだが、今季は9月に戦列復帰すると、6度の登板のうち5試合を3失点以下に抑えた。ただし、5イニングを超えることは1度もなかったため、本格的な戦列復帰は来季を待たねばならない。平均92マイルのシンカーにスプリッター、カーブ、スライダーを交えた巧みなピッチングで完全復活を目指す。

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