マツダ 新型CX-8 25T実燃費レポート|2.5リッターガソリンターボエンジンの気になる実燃費を計測してみた!

マツダ CX-8 25T L Package 7人/AWD ボディカラー:マシーングレープレミアムメタリック

マツダ 新型CX-8 25T実燃費レポート結果まとめ

今回の燃費テストに持ち出したのは、マツダの現行ラインナップの中で唯一の3列シート車となるCX-8だ。すでにマツダからはスライドドアを持ったミニバンはラインナップから消えてしまっているが、メーカーの予想に反してファミリー層からの引き合いも多かったというCX-8に、2018年10月に新たにガソリンエンジン仕様が追加された。

今回追加されたガソリンエンジンは、すでにアテンザに搭載されているPY-VPR型直列4気筒2.5リッターエンジンと、そのターボ版であるPY-VPTS型エンジンの2種類で、マツダの3列シートのターボ車は2010年7月に廃止となったMPV 23T以来、およそ8年ぶりの登場となる。

マツダ 新型CX-8 25T 実燃費レポート実燃費レポート 目次

起用グレード

マツダ CX-8 25T L Package 7人/AWD ボディカラー:マシーングレープレミアムメタリック
マツダ CX-8 25T L Package 7人/AWD ボディカラー:マシーングレープレミアムメタリック

ということで、今回は新たに登場した2.5リッターターボエンジンを搭載するグレードの実燃費をテストすることにした。今回のテストに使用したCX-8は、ターボ搭載車の中でも上級グレードに位置する「25T L Package」の7人乗り4WD車。出力的にはディーゼルターボ並みのトルクを発生する2.5リッターターボの実燃費は果たしてどのくらいなのだろうか?

燃費テスト概要

なお、今回の燃費測定は12月21日に行い、天候は晴れで最高気温は17度程度と、この時期にしては暖かい中でのテストとなった。朝10時ごろに青山にあるオートックワン編集部を出発し、高速、郊外路、市街地・街乗りの順で走行し、16時ごろに再びオートックワン編集部へ戻るルートを選択した。燃費の数値は車両に備わる燃費計を使用している。エアコンは24度設定のフルオートで、マニュアルモードを使っての変速はせず全行程をDレンジで走行し、クルーズコントロールは未使用としている。

マツダ 新型CX-8 25Tの実燃費は12.1km/L

今回のテストではトータルで157.1kmを走行し、全行程を走り切ったトータルの燃費は12.1km/Lとなった。WLTCモード燃費の数値は11.6km/L、JC08モード燃費でも12.0km/Lということで、ほぼカタログ燃費通りの数値となった。以前、2.2リッターディーゼルターボエンジンを搭載したCX-8(こちらは前輪駆動モデル)が16.3km/L(WLTCモード燃費15.8km/L)だったので、CX-8はカタログ燃費に近い実燃費が出る車両と言えるだろう。

それではここからは走行シーンごとの燃費や走りっぷりなどをお伝えしていこう。

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