平成22(2010)年の主な出来事

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 長崎県などが舞台となったNHK大河ドラマ「龍馬伝」が放映され、関連施設や商品が相次いで誕生。多くの観光客の熱気に包まれた1年だった。春には佐世保市のハウステンボス(HTB)がリニューアルオープン、再生への新たな一歩を踏み出した。猛暑が続いた夏は「海フェスタ」が長崎、五島、新上五島を会場に長崎県で初開催され、にぎわった。

 2月には中村法道新知事が誕生。被爆65年の今年は、5年に1度の核拡散防止条約(NPT)再検討会議がニューヨークで開かれた。国連の潘基文(バンキムン)事務総長、ルース駐日米大使が被爆地長崎を初訪問。被爆体験を語り継いでいた吉田勝二さん、二重被爆者の山口彊(つとむ)さんが亡くなった。

 畜産業、農水産業に激震が走った。宮崎県で発生した口蹄(こうてい)疫問題は、長崎県の感染例はなかったが、子牛の競りが延期されるなど影響が出た。国営諫早湾干拓事業では福岡高裁が潮受け堤防排水門の5年間の常時開放を命じ、国は上告を断念。関係者の喜びと憤りが交錯した。

 一方で、体操の内村航平選手の世界選手権連覇、長崎県内初となる恐竜の化石発見など子どもたちに夢を与える明るい話題もあった。