ドジャース 依然としてリアルミュート獲得を狙う

複数の関係者によると、ドジャースは依然としてマーリンズとJ.T.リアルミュートのトレードについて交渉を続けているようだ。リアルミュートには、ドジャース以外にもレイズ、パドレス、アストロズ、ブレーブス、レッズが興味を示していることが報じられているが、ドジャースはプロスペクト捕手のケイベルト・ルイーズを交換要員に含めてマーリンズへのプッシュを続けている模様。マーリンズは適切な対価を得られないのであればリアルミュートを放出しない姿勢を明確にしているが、ドジャースのオファー次第では交渉が前進する可能性もありそうだ。

ここ数日、マーリンズはマニー・マチャド獲得レースにおける「ミステリー・チーム」である可能性が報じられてきた。しかし、関係者はこれを否定。再建期真っ只中のマーリンズは、まだ大物選手を獲得して勝負モードに切り替える段階には達しておらず、フリーエージェント市場に大金を投じるつもりはないという。むしろリアルミュートを放出してさらなるチーム解体に乗り出す可能性のほうが高いだろう。

ドジャースは日本時間1月12日にブルージェイズとのトレードでラッセル・マーティンを獲得し、捕手の補強を完了したかに思われていた。ところが、関係者はドジャースが依然としてリアルミュート獲得を狙っていることを明言。MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングで全体39位にランクインしているルイーズを交換要員の1人として準備し、マーリンズへのプッシュを続けているという。

マーリンズがリアルミュート放出をためらう理由の1つが捕手の層が薄いことであり、次代の正捕手として期待されるウィル・バンフィールドは昨年のドラフトで指名されたばかりでまだ19歳。メジャーデビューまでにはまだ時間が掛かるため、ルイーズが含まれるドジャースのオファーは魅力的に映るはずだ。

有望株・ルイーズの放出を決断しつつあるドジャースが念願のリアルミュート獲得に成功するのか。今後の動向に注目だ。

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