小6、40・5センチのチヌ釣る

 那覇市在住の村吉海斗さん(中学2年)、吉蓮さん(中学1年)、璃空さん(小学6年)の3兄弟は釣りが好きで、休みの日は兄弟そろって釣りに出かけることが多い。20日も、大型のチヌを目撃した那覇港のマル秘ポイントに夕方から3人で出かけた。

 開始早々璃空さんの仕掛けに大物がヒット。竿(さお)を立てることもできない強烈な引きで、まだ体の小さい璃空さんには竿を持っているのがやっと。なすすべも無いまま逃げられてしまった。

 しばらくして、2匹目がヒット。1匹目よりは大きくないのか、何とか竿を立てることができた。しばらくやり取りをしていたが、あと少しのところで痛恨のライン切れ。お兄さんたち2人にも数回アタリはあったがなかなか釣り上げることできない。

 夜の7時半、そろそろ帰宅しようかと話していると、璃空さんのウキが勢いよく沈んだ。今度掛かった魚はその前よりは大きくないのか、落ち着いてやり取りをすることができた。2人のお兄ちゃんたちも「頑張れ、頑張れ」「落ち着いて」と応援。しばらくして海面には銀色に輝くチヌが浮き、お兄さんの差し出したタモ網に収まった。これが40・5センチ、1・05キロのチヌだった。

 兄弟が発見したチヌはまだまだ大きかったとのことで、3人は県記録のチヌを狙って、挑戦中。

 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

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