洋上風力「日本は有望市場」 長崎でフォーラム

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 洋上風力発電で産業創出を図るフォーラムが6日、長崎市内であり、開発企業やメーカーの関係者が業界の現状や展望、地元企業参入への期待について語った。
 海洋エネルギー関連産業の拠点づくりを目指す県が主催し5回目。約200人が参加した。
 三菱重工業(東京)と風力発電機大手ヴェスタス(デンマーク)の合弁会社MHIヴェスタスオフショアウィンドジャパン(東京)のマネジャー、羽山考一氏=長崎市出身=が講演した。それによると、現在は世界の洋上風力の8割以上が欧州に集中しているが、日本は、基礎部分を海底に打つ「着床式」だけで試算しても、導入容量が欧州の5倍見込める「長期的な有望市場」。五島市沖や西海市江島沖を含め全国で計約1万2千メガワットの計画があるという。
 羽山氏は「欧州で培った知見と日本の技術力を組み合わせれば、大量導入とコスト低減は可能」「いずれ風車を輸入するより日本で製造した方がいいという議論になる。それにどう対応するかが重要」と述べた。
 江島沖で247メガワット規模の事業を計画しているジャパン・リニューアブル・エナジー(東京)の洋上風力開発部長、堺浩二氏も講演。「輸送や現地組み立て、運転開始時に必要となる部品や製品、サービスに関する情報を明確にして、地元企業の参入を促進したい」とした。

洋上風力発電の産業創出について意見を交わしたフォーラム=長崎市宝町、ザ・ホテル長崎BWプレミアコレクション