ジャイアンツがまたも外野手獲得 メイビンとマイナー契約へ

ヘラルド・パーラとマイナー契約を結んでから4日が経過し、ジャイアンツはベテラン外野手をもう1人、チームに加えようとしているようだ。MLB公式サイトが得た情報によると、ジャイアンツはフリーエージェントの外野手、キャメロン・メイビンとのマイナー契約が成立目前に迫っているという。ジ・アスレチックのアンドリュー・バガーリーとケン・ローゼンタールがこの動きを最初に報じた。実績の少ない選手が大半を占めるジャイアンツ外野陣において、メイビンはパーラとともにレギュラー有力候補となりそうだ。

現在31歳のメイビンは外野3ポジションを守ることができ、右打者であることから「1番・センター」での起用が予想されているスティーブン・ダガー(左打者)とのプラトーン起用を予想する声もある。昨季はマーリンズとマリナーズで合計129試合に出場し、打率.249、4本塁打、10盗塁、OPS.662という成績だった。

メイビンは2005年のドラフトでタイガースから1巡目指名を受け、これまでにパドレス、マーリンズ、タイガース、エンゼルス、マリナーズ、ブレーブス、アストロズで合計12シーズンにわたってプレイ。パドレス時代の2011年には自己最多の40盗塁をマークし、タイガースでプレイした2016年には94試合のみの出場ながら打率.315、OPS.801をマークしたこともある。

ジャイアンツのファーハン・ザイディ野球部門社長は、自軍の外野手の層が極めて薄いことを受けて、今オフは実績のある外野手を複数獲得することを目指していた。その目標は、パーラとメイビンの加入によって達成されたと判断してよさそうだ。

現在、ジャイアンツの40人枠に登録されている外野手はダガーのほか、マック・ウィリアムソン、オースティン・スレイター、クリス・ショウ、ドリュー・ファーガソンと実績の少ない選手ばかり。パーラとメイビンが開幕ロースターに名を連ねる可能性は高そうだ。

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