マクラーレンF1、アロンソのリザーブ起用については明言を避ける。テストではノリスとサインツJr.が走行予定

 マクラーレンF1チームは、状況が許す場合にフェルナンド・アロンソをリザーブドライバーとして起用するかどうかを、いまだ検討中だという。

 アロンソはF1を離れることになったものの、マクラーレンとはインディ500参戦を通じて今も正式な関係性を保っている。

 マクラーレンはセルジオ・セッテ・カマラを2019年のジュニアプログラムに迎えたが、才能あるセッテ・カマラは、同じくジュニアプログラムに所属するニック・デ・フリースとは対照的に、スーパーライセンスを所持していない。

 しかしながらデ・フリースも、少なくとも現時点ではマクラーレンのリザーブドライバー候補とはなっておらず、マクラーレンCEOのザック・ブラウンは今のところ選択肢をオープンにしている。

「フェルナンドはインディ500プロジェクトにおいて、今も我々のチームの一員だ」とブラウンは14日に行なわれた2019年チーム体制発表会で語った。

「ジル(・ド・フェラン)が最終的にドライバープランを率いることになる。もしリザーブドライバーが必要になれば、進められる計画がいくつかある」

「我々はリザーブドライバーを発表することまではしないだろう。急にリザーブドライバーが必要となったときには、その役割に応じてくれるドライバーが多くいるだろうと考えている」

 来週始まるプレシーズンテストでは、アロンソもバルセロナに姿を現すのではと推測する関係者もいる。ブラウンは何ら計画を立ててはおらず、マクラーレンはカルロス・サインツJr.とランド・ノリスをカタルニア・サーキットで走らせることに専念すると主張した。

「現在、我々はテストを一日ずつ着実にこなしている」とブラウンは語った。

「我々のドライバーたちに集中しているのだ。プレシーズンテストに臨み、信頼性からパフォーマンスなどすべてのテストを行なうにあたっては、セットプランがある。1日ずつ着実に進めていくのだ」

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