前川(平戸市陸協)2年ぶり出場 「沿道の応援がうれしかった」

 2014年長崎国体入賞をはじめ、トラックや駅伝の全国舞台で活躍してきた平戸の前川(平戸市陸協)が2年ぶりに出場。「もうちょっと走れるかなと思っていた」と振り返ったように、結果は区間10位だったが「沿道の応援がすごくうれしくて、気持ちも途切れなかった」と笑顔を見せた。
 中部中から松浦高、十八銀行と進み、長崎国体成年女子5000メートルで4位入賞。16、17年は全国都道府県対抗女子駅伝で本県の2年連続入賞に貢献した。17年秋に退行後はしばらく走ることをやめていたが、関係者から地元の大会や県下一周駅伝への出場を勧められるうちに少しずつ意欲がわいた。
 この日に誕生日を迎えた25歳。レース直後は「楽しさより、きつさの方が今は強い」と顔をゆがめたが、続けて「これからのことは体と相談しながら考えたい。数日したらまた、走りたくなるのかな」と汗を拭った。

2年ぶりに古里のたすきを掛けて力走した平戸のアンカー前川(平戸市陸協)=長崎新聞社

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