参院予算委14人 工事現場を視察 新幹線長崎ルート

 参院予算委員会(金子原二郎委員長)の委員ら14人が18日、長崎県入りし、建設工事が進む九州新幹線長崎ルートの工事現場などを視察した。
 2019年度予算の審査に生かす狙い。長崎市内のホテルで中村法道知事から、若者の転出超過を含め人口減少が進む長崎県の現状、同ルートで県が全線フル規格での整備を求めている点などについて説明を受けた。
 同市内の県美術館や長崎港などを回った後、長崎駅周辺の新幹線の高架工事現場を視察。同ルートで最も長く、10月末に貫通した新長崎トンネルが見える地点にも出向いた。
 金子委員長は「予算委員会として審査する上で、現場をよく見て地域の声が反映できるような質疑をしてもらいたいということも含め視察した」と説明。長崎ルートについて「今の工事の進み具合や問題点を把握してもらうことが大事」と語った。

九州新幹線長崎ルートの工事現場を視察する金子委員長(中央)ら=長崎市内

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