ついにバイエルンがドルトムントに並んだ。一時はドルトムントがリーグ戦を独走するかと思われたのだが、ドルトムントはここへきて急失速。勝ち点54で両チームが並ぶことになった。
中でもバイエルンOBオリバー・カーン氏が絶賛しているのがMFハビ・マルティネスだ。守備的MFとして奮闘するマルティネスは、現在リーグ戦2試合連続得点中だ。攻撃面でも結果を残しており、特に2月22日のヘルタ・ベルリン戦はマルティネスの決めたゴールを守り切って1-0の勝利を収めている。
独『ZDF』によると、カーン氏は「マルティネスは柔軟な選手だ。センターバックとしてもプレイできるし、6番の位置もできる。得点も決められるしね。チアゴ・アルカンタラとの連携もある。マルティネスが守備をすれば、チアゴはもっと前へ出てクリエイティブな選手になれる」とコメント。マルティネスの大きさをアピールしている。
リーグ戦だけでなく、スコアレスドローに終わったリヴァプールとのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグでもマルティネスはボランチとして貢献している。あの守備力はバイエルンに欠かせぬもので、パスを散らせるチアゴとのコンビもカーン氏から高く評価されている。
今のペースを考えればバイエルンがあっさり逆転してしまいそうだが、またバイエルンがブンデスを支配してしまうのだろうか。中盤で形が見えてきたバイエルンは再び危険なチームとなっている。