フランスクラブの頂点を決めるクープ・ドゥ・フランス決勝が27日に行われ、パリ・サンジェルマンがレンヌと対戦した。
先日リーグ・アン連覇を果たしたPSGは、2冠を成し遂げるためネイマールが復帰後初の先発出場。さらに直近のリーグ戦でハットトリックを達成したキリアン・エムバペがスタメンに名を連ねた。総合力で勝るPSGは13分、CKからネイマールがクロスを上げると、ダニエウ・アウベスがダイレクトでボレーシュートを放って先制に成功。さらに21分にはアンヘル・ディ・マリアのスルーパスに抜け出したネイマールが技ありループでネットを揺らし、PSGがリードを広げる。
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優勝に向けアドバンテージを得たPSGだったが、点差がつくとペースが著しく低下する悪癖が今試合でも露呈されてしまう。40分にクロスボールの処理を誤ったプレスネル・キンペンペのオウンゴールで1点を返されると、66分にCKからメシェルがヘディング弾を決め、スコアをタイに戻される。後半終了間際にはエディソン・カバーニを投入し、PSG勝ち越しを狙うものの、両者一歩も譲らずゲームは延長戦に突入する。
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ヨーロッパ屈指の3トップ“MCN”が揃ったPSGは、延長戦に入ってサイドや中央からバリエーション豊かな攻撃を展開。しかしエムバペが1発退場となるなどあと1点が奪えず、勝負の行方はPK戦に委ねられた。120分高い集中力を見せた両チームは、PK戦でも互いに最初の5人が成功し、サドンデスに入った6人目。先攻のレンヌが成功させると、迎えたPSGのクリストファー・エンクンクが枠を大きく外して決着。5連覇を目前にしてPSGがクープ・ドゥ・フランスのタイトルを逃した。
