カブス逆転サヨナラ勝ち 代打・バイエズがサヨナラ打

【フィリーズ2-3xカブス】@リグリー・フィールド

カブスは1点ビハインドの9回裏にフィリーズ4番手のフアン・ニカシオを攻略し、2点を奪って逆転サヨナラ勝ち。本拠地リグリー・フィールドは歓喜に包まれた。カブス先発のホゼ・キンターナは6回2安打無失点の快投を見せたものの、リリーフ陣が一時逆転を許したため、勝利投手にはなれず。9回表一死二塁の場面で登板して打者2人を抑えた5番手のカイル・ライアンに今季初勝利(0敗)が記録された。フィリーズは先発のザック・エフリンが6回1失点と好投し、7回表に逆転する理想的な展開となっていたものの、ニカシオがリードを守り切れず。僅差の試合が続くなか、登板過多の主力リリーバーを使えなかったことが大きく響いた形となった。

エフリンとキンターナの両先発が好投した一戦は、1回裏にカブスが一死一・二塁のチャンスを迎え、ウィルソン・コントレラスのショートゴロの間に二塁走者のクリス・ブライアントが生還する好走塁を見せて1点を先制。フィリーズは7回表にカブス2番手のカール・エドワーズJr.から二死二・三塁の逆転機を迎え、3番手のブランドン・キンツラーからアンドリュー・マカッチェンがセンターへの2点タイムリーを放ち、逆転に成功した。2番手のエドガー・ガルシア、3番手のホゼ・アルバレスが1点のリードを死守したフィリーズだが、4番手のニカシオが大誤算。カブスはブライアントの四球、アンソニー・リゾーの二塁打で無死二・三塁の大チャンスを作り、一死満塁となったあと、アルバート・アルモーラJr.の打球がフィルダース・チョイスとなって同点の追い付き、最後は代打で登場したハビアー・バイエズが右翼線へのサヨナラタイムリーを放って試合に終止符を打った。

© MLB Advanced Media, LP.