空手 男子 力接近で三つどもえ 女子 日大、佐北の争いか

主将の村野(中央)を中心に男子組手団体でV2を目指す瓊浦=長崎市、瓊浦高武道場

 組手団体に男女各6校がエントリー。それぞれ優勝校がインターハイに出場する。個人は男女の組手、形ともに上位2人が全国切符を得る。(6月1、2日・諫早市飯盛体育館)

 =男 子=
 組手団体は瓊浦、佐世保北、長崎日大の力が接近。三つどもえの激戦になりそうだ。

 瓊浦は昨季から主力の主将の村野、昨年11月の全国選抜九州北ブロック予選個人61キロ級を制した草場らを軸に総合力が高い。団体も同予選3位で3月の全国選抜大会に出場しており、経験と実績で一歩リードする。佐世保北は昨年11月の全九州新人大会個人68キロ超級覇者の茶屋らを擁して対抗。昨年10月の県新人大会は決勝で瓊浦に惜敗しており、その悔しさを晴らせるか。長崎日大は同大会と今月の県選手権個人で茶屋を抑えて優勝したエース益尾が引っ張る。

 形個人は県選手権を制した土肥、2位の芳賀ら佐世保北勢が有力。佐世保商の中村も力がある。

 =女 子=

 組手団体は長崎日大と佐世保北中心の優勝争いが予想される。

 長崎日大は1年時から主力を担ってきた主将の岩崎、平の3年生2人が、白濱ら有力な2年生をけん引。昨年10月の県新人大会を制し、続く九州北ブロック予選2位で全国選抜大会に出場するなど、経験値の高さが強みだ。昨年Vの佐世保北は県新人大会で長崎日大に敗れて2位。同大会個人を制した平山を中心に雪辱を期す。今月の県選手権個人を制した期待のルーキー茶屋も加わり、戦力を一気に上げてきた。

 形個人は昨年11月の全九州新人大会覇者の盛田(佐世保東翔)のV2が濃厚。同大会2、3位に入った山村、山浦の佐世保北勢がどこまで迫れるか。

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