弓道 男子 島原中心の上位争い 女子 有力校ひしめく混戦

主将の多久島(手前)を中心に11年ぶりのV奪回に狙いを定める女子の諫早農=諫早市、諫早農高弓道場

 1チーム5人の団体に男子26、女子30校が出場。男女とも団体優勝校と、個人上位2人がインターハイに出場する。(6月1~3日・島原市霊丘公園体育館・弓道場)

 =男 子=

 団体は島原を軸に、海星、諫早農などの実力校が絡む上位争いが予想される。

 4月の県選手権を制した島原は今季の県内主要大会すべてで3位以内という安定感が持ち味。昨年個人2位の平を中心に、10年ぶりのV奪回に狙いを定める。海星は県選手権で準優勝。決勝は競射で島原に敗れたが、昨年の優勝校がここに来て再び勢いづいている。県選手権3位の長崎南、昨年10月の県新人大会1位の諫早農、同11月の全国選抜大会県予選で初Vを飾った長崎南山なども優勝戦線に絡む力がある。

 個人は各校主力による争いか。今季は大会のたびに上位が入れ替わっており、激戦になりそうだ。

 =女 子=

 団体は純心女、諫早農、島原農、島原商など有力校の力が接近。混戦は必至か。

 純心女は昨年、2年生主体で優勝。8月の東海インターハイを経験した。今年も3月のKTN杯県大会を制するなど、V2へ向けて着実に力をつけてきた。諫早農も昨年12月の全国選抜大会に出場。4月の県選手権も優勝しており、11年ぶりの頂点を視野に入れる。中地区で諫早農としのぎを削る県選手権2位の島原農、3位の島原商も上位に食い込んできそうだ。

 個人は諫早農のエース多久島、全国選抜大会で準決勝に進んだ増田(長崎女)、県選手権を射詰めで制した入江(長崎東)らが実績で優位に立つ。

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