【ネーションズリーグ】盛り上がりに欠けた3位決定戦…UNLで実施する必要はあるのか否か

UEFAネーションズリーグ決勝の数時間前に行われたスイス代表とイングランド代表による3位決定戦。PK戦までもつれ込みイングランドが勝利を収めたが、優勝とは無関係となった一戦に選手たちのモチベーションは低いものだった。

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準決勝で敗戦した両チームは、休暇前最後の試合として3位決定戦に臨んだ。オランダ代表戦から複数の選手を入れ替えたイングランドは、ハリー・ケインやラヒーム・スターリングを中心に攻撃を構築するも、フィニッシュの場面で精度を欠きゴールは生まれず。対するスイスも中3日で迎えた試合で運動量が低下し、決定的なチャンスを創出できないまま、延長戦でも決着がつかずゲームはPK戦に突入した。両者とも最初の5人が決め迎えた6人目。先攻イングランドのエリック・ダイア―が成功すると、スイスのヨシプ・ドルミッチのシュートをGKジョーダン・ピックフォードが防いで、イングランドの3位フィニッシュが確定した。

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昨年9月から発足したネーションズリーグは、実力が拮抗した国同士が激しい戦いを見せたことで全体的に大きな盛り上がりを見せた。しかし、レギュラーシーズンが終了し、優勝という目標が無くなった3位決定戦では、選手たちのモチベーションを維持するのは難しい一戦に。90分が終了した時点で選手たちの疲労はピークに達しており、延長戦はただ時間が経過していくだけとなっていた。試合後には選手たちから不満の声も上がっており、今後3位決定戦の実施は見直す必要があるかも知れない。

3位決定戦はモチベーションの維持が難しい一戦となった。

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