「Play of the Week」は好捕→併殺のサンタンデール

日本時間6月11日、メジャーリーグ機構は今季第11週の「Play of the Week」に本塁打キャッチから併殺を完成させたアンソニー・サンタンデール(オリオールズ)の好プレイを選出した。「Play of the Week」は今季から新設された表彰で、各週の守備面での最高のプレイを表彰するものである。今季の大半をマイナーで過ごし、メジャーでは今季まだ4試合しかプレイしていないサンタンデールだが、「Play of the Week」の受賞者の1人として名前を残すことになった。

日本時間6月9日に敵地ミニッツメイド・パークで行われたアストロズ戦、オリオールズは1点リードの6回裏に一死一・三塁のピンチを迎え、ユリ・グリエルの打球は右中間への大飛球となった。逆転3ランかと思われたが、右翼手のサンタンデールがこの打球をジャンピングキャッチで好捕し、一塁走者のマイケル・ブラントリーが飛び出していたのを見て、一塁へ素早く送球。この送球はファウルゾーン側へ少し逸れたものの、一塁手のトレイ・マンシーニが身体をフルに伸ばして一塁ベースから足を離さずにキャッチし、併殺が完成した。

併殺が完成する前に三塁走者のデレク・フィッシャーがタッチアップでホームインしていたため、1対1の同点となったが、オリオールズとしては逆転3ランとなるはずの打球が同点止まり&イニング終了となり、その後勝ち越して4対1でアストロズに勝利。サンタンデールのこのプレイがチームを勝利に導く結果となった。なお、オリオールズの選手が「Play of the Week」を受賞するのは今回が初めて。延べ11人の受賞者のうち、サンタンデールを含む9人が外野手となっている(残り2人は内野手)。

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