【トレード】先発右腕・ロアークがアスレチックスへ移籍

日本時間8月1日、アスレチックスは有望株外野手のジェイムソン・ハナーをレッズへ放出し、先発右腕のタナー・ロアークを獲得するトレードが成立したことを発表した。2年連続のポストシーズン進出に向けて、先発ローテーションの補強に動いた格好だ。

現在32歳のロアークは、ナショナルズで6年間プレイしたあと、昨年12月にトレードでレッズへ移籍。2014年に15勝、2016年に16勝、2017年に13勝と3度の2ケタ勝利の実績を誇るロアークだが、今季はここまで21試合に先発して6勝7敗、防御率4.24にとどまっている。ア・リーグのワイルドカード争いで2位につけるアスレチックスにおいて、先発ローテーションの一角としてチームの勝利に貢献する働きが求められることになる。

一方、アスレチックスからレッズへ移籍するハナーは、MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングでアスレチックスの8位にランクインしていた21歳の外野手である。今季はA+級で92試合に出場し、打率.283、2本塁打、31打点、6盗塁、OPS.723をマーク。優れたアプローチと俊足を武器に、2番打者タイプの巧打者へ成長することが期待されている。守備面での評価も決して悪くはないものの、肩がそれほど強くないのが難点だ。年齢的にもまだまだ伸びしろがあり、2021年ごろのメジャー昇格が見込まれている。

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