がんばれ!海星 リハーサル後 強化練習 甲子園きょう開幕

走り込みに汗を流す海星の選手たち=大阪府和泉市、信太高グラウンド

 長崎県代表の海星は開会式のリハーサル後、走り込みを中心とした「強化練習」を2日連続で実施。小休止を挟みながら2時間弱、約70メートルのダッシュ23本とシートノックなどに汗を流した。12日の聖光学院(福島)との初戦まで日があるだけに、加藤監督は「追い込んでから疲れを取り、体の切れにつなげてほしい」と期待を込めた。
 選手たちも指揮官の考えを理解。全体での打撃練習はなかったが、それぞれ宿舎で振り続け、一様に「打ちたい」気持ちを高めている。投手陣はブルペン入り。大阪に来て最多の60球を投げたエースナンバーの柴田は「真っすぐが少しばらついたけど、変化球はいい。ベストな状態に持っていく」と闘志を燃やした。
 夜は大阪、神戸、京都の各県人会と、海星の関西同窓会がチームを激励。主将の坂本は「みなさんの応援を心強く感じている。長崎でやってきたことを変えず、それを甲子園でもぶつけたい」と力強く誓った。

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