救急医療体制整備で協定 長崎大と長崎市

協定を結んだ田上市長(左)と河野学長=長崎市役所

 長崎大と長崎市は6日、救急医療体制整備について連携協力する協定を結んだ。協定には、長崎みなとメディカルセンター(長崎市)への救命救急センター設置などに同大が協力することも盛り込んだ。
 長崎市は、重篤な救急患者の治療に当たる救命救急センターを本年度中にメディカルセンターに設置する方針。市は新たに2、3人の医師を確保したい意向で、昨年から大学病院に医師派遣を要請していた。長崎大は大学病院に救急・国際医療支援室を設けて2、3人の医師を配置し、メディカルセンターで救急医療に当たらせる予定。
 市役所であった締結式では田上富久市長が「(協定は)長崎市民の安全安心のために大きな前進となる」、河野茂学長は救命救急センターの設置により「安定した救急医療体制を整備できるのでは」と述べた。

© 株式会社長崎新聞社