BBCが選定!「プレミアリーグ、ガチで見るべき10代の宝石たち」

日本時間10日に開幕する2019-20シーズンのプレミアリーグ。

ここでは、『BBC』による「今季ブレイクしそうな7人のヤングスター」を見てみよう。

マックス・アーロンズ

ノリッジ、19歳、右サイドバック

昨季2部リーグで優勝したノリッジ。41試合に出場したアーロンズも影響力をもたらした。

無尽蔵な攻め上がりと素晴らしい守備意識を持った右サイドバックだ。足元とスピードを兼ね備えており、左サイドバックや中盤でもプレー可能。

2018-19シーズンの『EFL Young Player of the Season』に選出された彼にはマンチェスター・ユナイテッドやトッテナムも関心を示していた。ただ、最近ノリッジと新たな5年契約を結んだ。

フィル・フォデン

マンチェスター・シティ、19歳、攻撃的MF

プレミアリーグで最も才能ある若手のひとりであるフォデン。ただ、シティではいまだに主軸になれていない。

とはいえ、ゲームへの理解力は素晴らしく、切れ味鋭い足元を備えている。

彼にとっては重要な年になる。同じシティのアカデミーにいたジェイドン・サンチョがドルトムントでブレイクして代表デビューまで果たしたことは知っているはずだ。

来夏にダビド・シルバが退団した後の「10番(トップ下)」の座を託すべく、ペップはフォデンの成長を手助けしたいと思うかもしれない。

モーガン・ギブス=ホワイト

ウォルヴァーハンプトン、19歳、MF

フォデン同様に彼も昨季は脇役だった。26試合に出場したものの、先発は5試合のみ。

トップ4入りを狙う今季のチームのなかで、スタメンの座を確立することを狙っている。

ウルヴスのアカデミーで育成されたギブス=ホワイトは、素晴らしいビジョンとボールコントロールを兼備するアスリートなセンターハーフだ。

より前目のポジションのほうが輝きそうに見えるが、より深い位置でもプレー可能。

得点力に欠けるところが成長のブレーキになりえる。ただ、プレシーズンのニューカッスル戦で初ゴールを決めており、自信を得たはずだ。

メイソン・グリーンウッド

マンチェスター・ユナイテッド、17歳、FW

エキサイティングなティーンエイジャーであるグリーンウッドはユナイテッドが生み出した最新作。

守備を引き裂くスピードとトリッキーさを併せ持つレフティストライカーだ。さらに、インテリジェンスがあり、下がってポゼッションプレーをする際にも落ち着いている。

ユースレベルでは一貫してゴールを決めてきた。プレシーズンのインテル戦では痛烈な決勝点を決め、17歳とは思えぬゴール前での自信を見せつけている。

スールシャール監督がチェルシーとの開幕戦で彼を起用することを示唆した際には驚きだった。

だが、去就が不透明なロメル・ルカクとオールド・トラッフォードで自らを証明するのに苦労しているアレクシス・サンチェスのことを考えれば、(いきなりの先発起用は)それほどありえない話ではないのかもしれない。

ロイド・ケリー

ボーンマス、20歳、左SB・CB

この夏にクラブ史上7番目に高額となる1300万ポンド(16.7億円)で、2部ブリストル・シティから獲得したU-21イングランド代表DF。

ボーンマスは昨季終盤にチャーリー・ダニエルスが膝を負傷。その後は5人の選手を左SBとして交互に起用することになった。ケリーはプレシーズンではセンターバックとしてもプレーしたが、ディエゴ・リコと左SBの座を争うことになるだろう。

アスリートタイプで守備が堅い一方、攻撃面でも脅威になれる。また、左足は強烈で、エースFWカラム・ウィルソンに好クロスに供給することもできるはずだ。

メイソン・マウント

チェルシー、20歳、攻撃的MF

つい先日、ブルーズと5年契約を結んだばかり。それはフランク・ランパード監督が彼をクラブの将来の一部として見なしていることを示すものだ。

素晴らしいテクニックと中盤から発揮する攻撃力を兼ね備えるU-21イングランド代表MF。昨季はランパード監督が率いるダービーで11ゴールを決めて不可欠な役割を担った。

プレシーズンでは相手DFの背後で消える動きからゴールも決めている。また、バルセロナ戦では10番のポジションで落ち着いたパフォーマンスを披露した。

ランパード監督は若手にチャンスを与えるはずだ。それによって、マウントやタミー・エイブラハムらに飛躍する機会が提供されうる。

カラム・スラッタリー

サウサンプトン、20歳、MF

セインツは若手育成に実績があり、ギャレス・ベイル、ルーク・ショウ、アレックス・オックスレイド=チェンバレンらを輩出してきた。

その最新作であるスラッタリーは昨季3試合で起用されるなどトップチームでレギュラーを掴みかけている。

センターハーフとして素晴らしいパスレンジとBox to Boxのエネルギーを披露するなどプレシーズンで活躍。先日契約を2年間延長しており、ラルフ・ハーゼンフットル監督のチームでインパクトを放ちそうだ。

指揮官はアカデミーを注視しており、スラッタリー、右SBケイン・ラムジー(18歳)、FWマイケル・オバフェミ(19歳)の若手トリオにはチャンスが与えられることだろう。

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