人吉球磨地方に江戸時代から伝わるじゃんけんに似た遊び「球磨拳」の“世界大会”が27日、多良木町の交流館石倉であった。町伝統・伝承芸能保存団体連絡協議会など主催。
球磨拳は0~5の数字を指の形で表し、2人で対戦する。2回連続で相手より一つ上の数字(5の上は0)を出せば勝ちとなる。
個人戦には県内外の愛好家ら約20人が参加。なかなか決着がつかない対戦もあり、会場は熱気に包まれた。優勝した多良木町職員の溝辺政孝さん(30)=同町=は「調子が良く、運にも恵まれた。初めて優勝できてうれしい」と話していた。(園田琢磨)
熊本日日新聞 2019年10月31日掲載