インターンシップに2年生で参加するメリットは?探し方や注意点も

大学3年生から参加する場合が多いインターンシップですが、「大学2年生で参加すると就活に有利かも」と早めのインターンシップ参加を検討している人もいるのではないでしょうか。当記事では、大学2年生でインターンシップに参加するメリットや、インターンシップの探し方などについてご紹介します。

1・2年生の4人に1人がインターンシップに参加!

インターンシップに参加できるのは、必ずしも3年生だけではありません。2年生からインターンシップに参加することも可能です。

株式会社マイナビが発表した「マイナビ 大学生低学年のキャリア意識調査」によると、調査を行った大学1・2年生のうち4人に1人の学生が、「すでにインターンシップに参加している」と回答しています。これは、過去最高の割合となっており、年々早いうちからインターンシップに参加する学生が増えていることがうかがえます。また、約8割の学生が「今後インターンシップに参加したい」と答えています。

参考

「マイナビ 大学生低学年のキャリア意識調査」を発表|マイナビ

2年生でインターンシップに参加するメリット

「2年生のうちから面倒くさい」「まだ必要ないのでは?」などの理由で2年生からのインターンシップの参加に消極的な人もいるのではないでしょうか。大学に慣れて一番楽しく充実していると感じる人も多い2年生に、わざわざ時間を割いてインターンシップに参加するメリットは何でしょうか? ここでは、2年生でインターンシップに参加するメリットをご紹介します。

将来の目標が見えてくる

大学2年生の早い段階でインターンシップに参加することで、将来の目標が見えてきます。インターンシップでは、さまざまな業界においての就業体験が可能です。「将来何をしたいかよく分からない」という人でも、インターンシップを経験することで社会人としての自分をイメージしやすくなります。

インターンシップに参加することで「この仕事がいいと思っていたけどやっぱり違った」「自分はこの仕事に意外と向いているかも」などの気づきがあるかもしれません。早いうちに自分の将来のビジョンを明確にすることで、3年生で本格的な就職活動が始まったときに、就職先選びのミスマッチを防ぐことができます。

スキルアップにつながる

インターンシップに参加することで、自分のスキルアップにつなげることができます。インターンシップを実施する企業により内容や期間はさまざまですが、将来自分が従事したい仕事に必要なスキルを学べる企業のインターンシップに積極的に参加してみましょう。

2年生で早めにインターンシップを経験しスキルアップすることで、周りの人と差をつけることができます。大学2年生から始めるインターンシップは長期のものが多く、社員に近い立場での実践経験を積めるので、将来自分に必要なスキルの習得にじっくり取り組めます。

職場の雰囲気を知ることができる

インターンシップに参加することで、職場のリアルな雰囲気を知ることができます。社会人の職場の環境を早いうちから経験していると、就職活動に違和感なく取り組むことができ、就職してからもスムーズに社会人としての生活になじむことができます。また、職場の雰囲気を経験することで、将来自分がどのような職場で働きたいかなどがイメージしやすくなり、就職活動においての企業選びもスムーズに進みます。

人脈が築ける

2年生でインターンシップに参加するメリットに、人脈が築けるという点があります。インターンシップで得られる人脈には2種類あります。1つ目は、インターンシップ先の企業に勤める社員との人脈です。社員と親しくなることで、会社の雰囲気や本音などを聞くことができます。2つ目は、インターンシップに参加している学生との人脈です。インターンシップ先で知り合った人と、企業の情報や就職活動に有利な情報などを共有することができます。

就職活動に有利

インターンシップへの参加は、就職活動においてのアピール材料となります。就職活動のエントリーシートなどで、自分のサークル活動やアルバイト経験について書く人は多くいます。このような中で、2年生でのインターンシップ参加の経験について書くことができれば、採用担当者の興味を引く可能性は十分にあります。また、応募する企業と同じ業種や業界でのインターンシップの経験は、自己PRや志望動機などに記載する内容としては最適といえるでしょう。

このように、就職活動を有利に進めるためにも、インターンシップには目的を持って参加するように心がけましょう。

インターンシップの探し方

インターンシップ開催についての情報は、どこで手に入れることができるのでしょうか。ここでは、インターンシップ情報を探す方法についてご紹介します。

大学のキャリアセンターで紹介してもらう

インターンシップを探す方法の1つとして、大学のキャリアセンターで紹介を依頼することができます。大学のキャリアセンターでは、就職活動に関する情報をたくさん得ることができます。まずは、大学のキャリアセンターに参加可能なインターンシップについて問い合わせてみましょう。また、どのインターンに参加するべきかなどについて、職員に相談することもできます。

先輩に紹介してもらう

インターンシップは、先輩から紹介してもらうこともできます。興味のある企業や業界で仕事をしている先輩がいれば、インターンシップに関する情報について聞いてみましょう。その先輩が勤める会社でなくても、ほかの企業や同じ業界でのインターンシップの情報を提供してくれることもあるかもしれません。できれば、インターンシップの参加経験がある先輩に相談すると、インターンシップの選び方や参加する心構えなどについてのアドバイスも期待できます。

就活サイトから応募する

就職活動のサイトを通してインターンシップに応募することもできます。就活サイトでインターンシップを実施している企業を検索すると、どの企業がどのくらいの期間、どのような内容でインターンシップを実施しているかを一覧で見ることができます。効率的にインターンシップの情報を収集したい人には適した探し方といえるでしょう。

2年生でインターンシップに参加するときの注意点

2年生でインターンシップに参加するメリットはたくさんありますが、注意しなければならない点もいくつかあります。ここでは、2年生でインターンシップに参加するときに気をつけたいことをご紹介します。

学業を優先する

2年生でインターンシップに参加するときの注意点の1つ目は、どのような場合においても学業を優先するということです。インターンシップに熱心に従事するのはいいのですが、つい学業がおろそかになってしまう人もいます。学生の本分は学業であるということを常に心に留めて、2年生のうちに必要な単位はしっかり取得しておくようにしましょう。これにより、3年生になったときに、学業との両立に苦しまず余裕を持って就職活動に取り組むことができます。

無理のない条件のものを選ぶ

2年生でインターンシップに参加するときの2つ目の注意点は、自分のスケジュールに無理のない時間帯や期間のインターンシップを選ぶことです。インターンシップに参加するということは、ある程度自由な時間が拘束されるということです。学業やサークル、アルバイトなどとの両立が難しくならないような条件のインターンシップを探してみましょう。

目的を持って参加する

2年生でインターンシップに参加するときの3つ目の注意点は、目的を持ってインターンシップに参加することです。アルバイト感覚で目的意識を持たずにインターンシップに参加するのでは、あまり大きな効果を期待することができません。目的をしっかりと持って、積極的にインターンシップに参加することで、将来就職したときに必要な経験を確実に得ることができるでしょう。

まとめ

2年生でインターンシップに参加するメリットや注意点などについてご紹介しました。大学生活は、長いようであっという間に過ぎてしまうものです。早いうちからインターンシップに参加して有意義な大学生活を送ることで、その後の就職活動や社会人としての人生に大きな影響を与えられます。ぜひ、早い段階でインターンシップへの参加を検討してみてはいかがでしょうか。

参考

【インターンに2年生が参加するメリット5つ】注意点や探し方もご紹介|就活の未来

2年生(2回生)から長期インターンに参加すると、就職活動で有利になる?|JEEKインターン

インターンシップは大学2年生から始める?メリットとデメリットを紹介|キャリマガ

大学生は1年生・2年生もインターンシップに行こう!|インターンシップガイド

1・2年生から始めるインターンのススメ|DRIVEインターン

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