大谷は2試合連続ノーヒット エンゼルス4安打完封負け

日本時間2月28日、エンゼルスの大谷翔平はパドレスとのオープン戦に「4番・指名打者」で先発出場し、6回裏の第3打席で四球を選んだものの、2打数ノーヒット2三振に終わった。この試合がオープン戦2試合目の出場となった大谷だが、まだ2020年オープン戦初安打は生まれておらず、打率は.000のまま。予想される開幕オーダーで試合に臨んだエンゼルスだが、パドレス投手陣の前にわずか4安打に封じられ、0対1で完封負けを喫した。

エンゼルスは、1番デービッド・フレッチャーから始まり、2~6番にマイク・トラウト、アンソニー・レンドン、大谷、ジャスティン・アップトン、アルバート・プーホルスを並べ、下位打線にはジェイソン・カストロ、アンドレルトン・シモンズ、ブライアン・グッドウィンを置くという、現時点で予想される開幕オーダーと同じ布陣でパドレスとのオープン戦に臨んだ。

4番の大谷は、1回裏二死1塁で迎えた第1打席でパドレス先発の若手左腕エイドリアン・モレホンの前に空振り三振に倒れ、4回裏無死1塁の場面で回ってきた第2打席でもパドレス4番手のカイル・ベアクローの前に空振り三振。6回裏二死1塁で迎えた第3打席ではパドレス6番手のホゼ・ケサダから四球を選んだが、ここで代走を送られて試合から退き、2打数ノーヒット2三振1四球に終わった。

試合は、4回表にパドレスがゴードン・ベッカムの四球と盗塁で二死2塁のチャンスを迎え、有望株テイラー・トラメルがライトへのタイムリーを放って1点を先制。この1点を9人の投手による細かな継投で守り抜き、1対0でエンゼルスを破った。開幕オーダーが不発に終わり、完封負けを喫したエンゼルスだが、先発ローテーション候補の1人であるマット・アンドリースが先発して2回2安打無失点とまずまずのピッチングを披露。アンドリースを含む6人の投手が合計8安打を浴びながらも11個の三振を奪い、1失点に抑えたのは好材料と言えそうだ。

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