「ながさきグルメセレクション」 長崎県の食の魅力発信 85店紹介

長崎県観光連盟が製作したパンフレット。四つ折りにした表紙はのし紙をイメージしたデザイン

 長崎県の食の魅力を発信しようと、県観光連盟が「至福の一皿 ながさきグルメセレクション2020」(タブロイド判、16ページ)を製作した。ホテル従業員やタクシー運転手らへのアンケートを基に、本県らしさや県産食材を楽しめる85店を紹介している。
 県は観光消費につなげようと、食の魅力向上に注力している。同連盟は2017年度、県民投票で人気の99店を選出。今回、さらに本県らしさや高級感を押し出そうと、県内の宿泊施設や観光協会といった「観光のプロ」約500カ所にも投票を依頼し、得票の多い店を「ながさきグルメセレクション認定店」とした。  パンフレットでは、認定店の魅力やお薦めメニューのほか、郷土料理、県産食材にまつわるエピソードを掲載。表紙デザインはのし紙をイメージし、「プレミアムな料理を届けたい」という思いを込めた。7万部を発行し、宿泊施設や観光施設などに置く。

認定証を受け取った「すし処 小吉」の入江さん=長崎市

 認定店には認定証を交付する。認定店の一つ、長崎市銅座町の「すし処 小吉」店主の入江俊尚さん(60)は「非常に光栄。初めての方にも来て味わってほしい」と話した。  同連盟の宮脇雅俊会長は「観光のプロの目で本当においしいお店が選ばれた。食は観光の重要なファクター。県外にPRすることでリピーターの増加につながれば」としている。

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