高木正勝「Marginalia II」- 一言で表すなら、「浄化」。改めて温かな心を思い出させてくれる音楽。#とにかく癒されたいときのカルチャー

このたびのテーマは「とにかく癒されたいときのカルチャー」ということで、私がオススメする癒しのカルチャーは、日本の音楽、映像作家の高木正勝さんに決めました。

高木正勝の音楽を一言で表すなら、「浄化」。私はもう、細胞が求める感覚があるくらい。例えるなら、寒い朝に一口飲む白湯や、ハーブの香りの入浴剤を入れた湯舟に目を閉じて浸かっているときのような感覚になれる、優しい音楽たち。癒されます。

私が特に好きな曲は、「おむすひ」というアルバムに収録されている「Horo」で、主にインストの楽曲が多いなか、この曲には歌詞、のようなものがあります。何語なのかも正直わからない。なのに、初めてこの曲を聴いたときは、目頭が熱くなりました。

高木正勝さんは、おおかみこどもの雨と雪やバケモノの子など、映画のサウンドトラックを多数手掛けるなど多方面でご活躍されている方で、先日4/3には新譜のピアノ曲集第二弾「MarginaliaⅡ」がリリースされましたが、めちゃめちゃ良いです。最高。

突然こんな世界に投げ込まれてしまって、危機感と日々の変化で、知らないうちに心が疲れていってしまっているでしょう。そんなときに改めて温かな心を思い出させてくれる音楽。ぜひ体感してみてください。

(Text:クマダノドカ)

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