「MLBドリーム・ブラケット」第2ラウンド・プレビュー

注目のシミュレーション企画「MLBドリーム・ブラケット」は第1ラウンドが終了してベスト16が出揃い、現地時間4月23日から2日間にわたって第2ラウンドが行われる。ここでは第2ラウンドの全8カードの見どころを紹介する。

ヤンキースvsインディアンス
Twitch/MLB.comでライブ配信(日本時間4月24日午前4時)
結果発表:日本時間4月24日午前5時
27度のワールドシリーズ制覇を誇るヤンキースに対してインディアンスは2度だけだが、その戦力は決して侮れない。インディアンスのロースターは、アメリカン・リーグでヤンキース(15人)に次いで多い12人の殿堂入り選手を抱えている。ホワイティ・フォードやマリアーノ・リベラといったヤンキース投手陣は、ジム・トーメイやナップ・ラジョイを擁するインディアンス打線を抑え込むことが求められる。一方、ボブ・フェラーとコリー・クルーバーが中心となるインディアンス投手陣も、ベーブ・ルース、ルー・ゲーリッグ、ミッキー・マントルらが並ぶヤンキース打線を抑えなければならない。

レッドソックスvsブルージェイズ
Twitch/MLB.comでライブ配信(日本時間4月24日午前5時)
結果発表:日本時間4月24日午前5時半
レッドソックスはペドロ・マルティネス、サイ・ヤング、ロジャー・クレメンスという先発三本柱が非常に強力で、ベーブ・ルースもリリーフに控えている。テッド・ウィリアムス、ジミー・フォックス、デービッド・オルティスらが並ぶ強力打線からの援護も期待できる。一方、1977年に誕生した新興球団のブルージェイズは、第1ラウンドでセネタース時代からの長い歴史を誇るツインズを撃破。ロイ・ハラデイが絶対的エースとして君臨し、殿堂入りのロベルト・アロマーをリードオフマンに据えた打線を武器に、2ラウンド連続の番狂わせを狙う。

アストロズvsタイガース
Twitch/MLB.comでライブ配信(日本時間4月24日午前5時30分)
結果発表:日本時間4月24日午前6時
過去と現在のスター選手のバランスが取れたアストロズは、第1ラウンドで名選手を多数抱えるオリオールズをスイープした。第2ラウンドでも、アレックス・ブレグマン、ホゼ・アルトゥーベ、ジェフ・バグウェル、クレイグ・ビジオら強力打線がノーラン・ライアンを中心とする投手陣を援護する。一方のタイガースには過去の名選手が多く、タイ・カッブ、ハンク・グリーンバーグ、アル・ケーラインらが打線の中心となる。投手陣も殿堂入りのジャック・モリスのほか、ジャスティン・バーランダー、マックス・シャーザーと決して悪くない顔ぶれだ。

ホワイトソックスvsアスレチックス
結果発表:日本時間4月24日午前6時
このカードは、アメリカン・リーグの初期メンバー同士の対戦となる。ビリー・ピアース、ウィルバー・ウッド、クリス・セール、マーク・バーリーと左腕が並ぶ先発投手陣を援護するホワイトソックス打線は、フランク・トーマスとポール・コナーコの2人が第1ラウンドの5試合で合計5本塁打、11打点の大活躍を見せた。一方のアスレチックスは、投手陣にキャットフィッシュ・ハンター、レフティ・グローブ、デニス・エカーズリー、打線にエディ・コリンズ、ジミー・フォックス、リッキー・ヘンダーソン、レジー・ジャクソンなど、殿堂入り選手がズラリと並ぶ豪華戦力でベスト8進出を目指す。

カージナルスvsフィリーズ
Twitch/MLB.comでライブ配信(日本時間4月25日午前4時)
結果発表:日本時間4月25日午前4時半
13人の殿堂入り選手を擁するカージナルスは、ボブ・ギブソンとディジー・ディーンの両エースを、スタン・ミュージアル、ロジャース・ホーンスビー、アルバート・プーホルスらが並ぶ強力打線が援護。11度のワールドシリーズ制覇を物語る豪華戦力となっている。対するフィリーズは、スティーブ・カールトン、ロビン・ロバーツ、ピート・アレクサンダー、ロイ・ハラデイという強力先発投手陣がカージナルス打線に立ち向かう。打線はもちろん、史上最高の三塁手マイク・シュミットが中心だ。

カブスvsブリュワーズ
Twitch/MLB.comでライブ配信(日本時間4月25日午前4時30分)
結果発表:日本時間4月25日午前5時半
カブスは投打のバランスが良く、ファージー・ジェンキンス、モーデカイ・ブラウンなど5人の殿堂入り投手、アーニー・バンクス、ライン・サンドバーグなど8人の殿堂入り野手を擁している。アンソニー・リゾーやクリス・ブライアントといった現役のスター選手が脇を固め、穴の少ない戦力だ。一方のブリュワーズは、殿堂入り投手こそリリーフのロリー・フィンガースだけだが、ポール・モリターやロビン・ヨーントといった殿堂入り野手に、クリスチャン・イェリッチなど現役のスター選手が加わる打線は充実。名門ジャイアンツを撃破した勢いで、ベスト8進出を目指す。

パイレーツvsレッズ
Twitch/MLB.comでライブ配信(日本時間4月25日午前5時30分)
結果発表:日本時間4月25日午前6時
このカードは、通算10000勝以上の長い歴史を誇るチーム同士の対戦となる。パイレーツには全チーム中最多となる10人の殿堂入り打者がおり、ロベルト・クレメンテ、ホーナス・ワグナーらが並ぶ強力打線。7年連続本塁打王のラルフ・カイナーが控えに回り、第1ラウンドで1打席しか出番がなかったほどだ。しかし、パイレーツは投手陣に不安を抱えており、ジョニー・ベンチやジョー・モーガンを中心とした「ビッグ・レッド・マシン」が襲いかかる。ちなみに、このカードの殿堂入り投手は、レッズのトム・シーバーだけである。

ドジャースvsマーリンズ
結果発表:日本時間4月25日午前6時
1993年に誕生したマーリンズは、第1ラウンドでブレーブスを破る最大の番狂わせを演じた。ミゲル・カブレラ、ジャンカルロ・スタントン、ホゼ・フェルナンデスらが中心となるロースターは、長い歴史を誇るドジャースに見劣りするものの、ワイルドカード2度でワールドシリーズ制覇2度という勝負強さを武器に、2度目の大番狂わせを狙う。一方のドジャースは、サンディ・コーファックス、クレイトン・カーショウ、ドン・ドライスデール、オーレル・ハーシュハイザーが並ぶ先発投手陣が極めて強力。これをデューク・スナイダーやジャッキー・ロビンソンが中心となる打線が援護する。

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