「MLBドリーム・ブラケット」第2ラウンド終了 8強が出揃う

注目のシミュレーション企画「MLBドリーム・ブラケット」は日本時間4月25日に第2ラウンドが終了し、準々決勝進出の8チームが出揃った。第2ラウンドの残り4組の対戦では、カージナルスがフィリーズ、レッズがパイレーツ、ドジャースがマーリンズ、ブリュワーズがカブスを破ってベスト8進出が決定。準々決勝は、ヤンキース対アストロズ、レッドソックス対ホワイトソックス、カージナルス対レッズ、ドジャース対ブリュワーズの組み合わせで行われる。

カージナルスは4勝2敗でフィリーズを撃破。第1戦は延長11回表に7点を失って4対11で大敗したが、8回裏に9点を奪って逆転した第2戦から3連勝。第5戦はエースのボブ・ギブソンが攻略されて3対5で敗れたが、第6戦の9回裏、1点ビハインドの場面でジム・エドモンズがカート・シリングから逆転サヨナラ2ランを放ち、劇的勝利でベスト8進出を決めた。

レッズとパイレーツの対戦は、予想通りに「投低打高」の展開となり、レッズが2連敗のあとに4連勝。伝統球団同士の対戦を制し、ベスト8進出を決めた。第1戦から1対9、0対7で2連敗を喫したレッズだが、その後の4試合では合計42対10とパイレーツを圧倒。ジョーイ・ボットーを中心とした強力打線「ビッグ・レッド・マシン」がパイレーツ投手陣に猛打を浴びせ、この4試合では平均10.5点を奪った。

ドジャースは、ブレーブス撃破で勢いに乗るマーリンズを第1戦で3投手によるリレーでシャットアウト。第2戦こそ1点差で競り負けたものの、第3戦でドン・ドライスデールが3安打完封をマークすると、そのまま3連勝でベスト8進出を決めた。第5戦は延長戦に突入し、延長11回表にモーリー・ウィルスの犠牲フライで勝ち越しに成功。その裏に同点とされたが、延長12回表にコディ・ベリンジャーがアニバル・サンチェスからタイムリー二塁打を放ち、これが決勝点となった。

第3戦からの5試合がいずれも1点差ゲームとなったブリュワーズとカブスの対戦では、1勝3敗と追い込まれたあとに3連勝したブリュワーズがベスト8進出を決めた。8回裏にプリンス・フィルダーが決勝ソロを放ち、第6戦に3対2で勝利したブリュワーズは、第7戦でもフィルダーが8回裏にリードを4点に広げる貴重なソロ本塁打。9回表に3点を返されたが、6対5でなんとか逃げ切り、伝統球団のカブスを撃破した。

なお、メジャーリーグ公式サイトでは、準々決勝に進出した8チームの現時点でのMVPを選出。その顔触れは以下のようになっている。

アストロズ:ランス・バークマン(3本塁打、12打点、OPS1.275)
レッドソックス:テッド・ウィリアムス(6本塁打、14打点、OPS1.147)
ホワイトソックス:ビリー・ピアース(3勝1敗、防御率2.05、24奪三振)
ヤンキース:ルー・ゲーリッグ(5本塁打、7打点、OPS1.106)
ブリュワーズ:クリスチャン・イェリッチ(2本塁打、3二塁打、12打点)
カージナルス:ロジャース・ホーンスビー(5本塁打、10打点、OPS1.174)
ドジャース:サンディ・コーファックス(1勝0敗、防御率2.22、29奪三振)
レッズ:ジョーイ・ボットー(5本塁打、17打点、OPS1.053)

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