球団史上最高の中堅手は誰だ!? MLB公式サイトの番記者が選出

メジャーリーグ公式サイトでは、レギュラーシーズンの開幕延期によって試合がない期間を利用し、各球団の「オールタイム・チーム」を決定する企画を実施している。捕手、一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手、左翼手に続く第7弾として、各球団の番記者が球団史上最高の中堅手を決定するファン投票をTwitterで実施中(それぞれの番記者のツイートから投票可能)。ファン投票の結果とは別に、それぞれの番記者が球団の歴代中堅手のなかからトップ5を選出して紹介している。

アメリカン・リーグ東部地区

オリオールズ
【1位】アダム・ジョーンズ(2008-18)
出場試合、安打、本塁打、打点の各部門で中堅手では球団歴代1位。ゴールドグラブ賞も4度受賞。
【2位】ポール・ブレア(1964-76)
【3位】アル・バンブリー(1972-84)
【4位】マイク・デベロー(1989-94,96)
【5位】ジャッキー・ブラント(1960-65)

レッドソックス
【1位】トリス・スピーカー(1907-15)
1913年のシーズン22三塁打は現在も球団記録。1912年と1915年のワールドシリーズ制覇に貢献。
【2位】フレッド・リン(1974-80)
【3位】レジー・スミス(1966-73)
【4位】ドム・ディマジオ(1940-42,46-53)
【5位】ジャコビー・エルズベリー(2007-13)

ヤンキース
【1位】ミッキー・マントル(1951-68)
通算536本塁打、MVP3度、1956年三冠王。1951年からの14年間でリーグ優勝12度、ワールドシリーズ制覇7度。
【2位】ジョー・ディマジオ(1936-51)
【3位】バーニー・ウィリアムス(1991-2006)
【4位】アール・コームズ(1924-35)
【5位】ボビー・マーサー(1965-74,79-83)

レイズ
【1位】ケビン・キアマイアー(2013-現在)
ゴールドグラブ賞3度、プラチナグラブ賞1度。現在のメジャーリーグを代表する守備の名手。
【2位】B・J・アップトン(2004,06-12)
【3位】ランディ・ウィン(1998-2002)
【4位】クイントン・マクラッケン(1998-2000)
【5位】マレックス・スミス(2017-18)

ブルージェイズ
【1位】デボン・ホワイト(1991-95)
在籍した5年間は毎年ゴールドグラブ賞を受賞。1992年と1993年の世界一メンバーの1人。
【2位】ロイド・モスビー(1980-89)
【3位】バーノン・ウェルズ(1999-2010)
【4位】ケビン・ピラー(2013-19)
【5位】ホゼ・クルーズ(1997-2002)

アメリカン・リーグ中部地区

ホワイトソックス
【1位】ジョニー・モスティル(1918,21-29)
1925年から2年連続盗塁王。1926年は打率.328、197安打、35盗塁の活躍でMVP投票2位にランクイン。
【2位】ジム・ランディス(1957-64)
【3位】チェット・レモン(1975-81)
【4位】ランス・ジョンソン(1988-95)
【5位】アーロン・ロワンド(2001-05)

インディアンス
【1位】トリス・スピーカー(1916-26)
1916年にいずれも両リーグ1位の打率.386、出塁率.470、長打率.502を記録。キャリア通算792二塁打は歴代最多。
【2位】アール・アベリル(1929-39)
【3位】ラリー・ドビー(1947-55,58)
【4位】ケニー・ロフトン(1992-96,98-2001,07)
【5位】ジョー・カーター(1984-89)

タイガース
【1位】タイ・カッブ(1905-26)
キャリア通算打率.366はメジャー歴代最高。4189安打と2245得点は歴代2位。1909年に三冠王。
【2位】チェット・レモン(1982-90)
【3位】カーティス・グランダーソン(2004-09)
【4位】ミッキー・スタンリー(1964-78)
【5位】バーニー・マコスキー(1939-42,46)

ロイヤルズ
【1位】エイモス・オーティス(1970-83)
オールスター・ゲーム選出5度、ゴールドグラブ賞3度。在籍14年間で1977安打、340盗塁を記録。
【2位】ウィリー・ウィルソン(1976-90)
【3位】カルロス・ベルトラン(1998-2004)
【4位】ロレンゾ・ケイン(2011-17)
【5位】ジョニー・デイモン(1995-2000)

ツインズ
【1位】カービー・パケット(1984-95)
2304安打、414二塁打、1071得点はいずれも球団記録。1986年から現役引退まで10年連続オールスター・ゲーム選出。
【2位】トリー・ハンター(1997-2007,15)
【3位】ジミー・ホール(1963-66)
【4位】セザー・トバー(1965-72)
【5位】デナード・スパン(2008-12)

アメリカン・リーグ西部地区

アストロズ
【1位】セザー・セデーニョ(1970-81)
WAR49.6(Baseball-Reference版)は中堅手では球団歴代1位。在籍12年間で1659安打、487盗塁を記録。
【2位】ジミー・ウィン(1963-73)
【3位】マイケル・ボーン(2008-11)
【4位】スティーブ・フィンリー(1991-94)
【5位】ジェイク・マリズニック(2014-19)

エンゼルス
【1位】マイク・トラウト(2011-現在)
MVP3度、オールスター・ゲーム選出8度。まだ28歳ながらWAR72.8(Baseball-Reference版)はすでに球団歴代最高。
【2位】ジム・エドモンズ(1993-99)
【3位】トリー・ハンター(2008-12)
【4位】アルビー・ピアソン(1961-66)
【5位】ゲーリー・ペティス(1982-87)

アスレチックス
【1位】ドゥウェイン・マーフィー(1978-87)
ゴールドグラブ賞6度は球団歴代最多タイ。1982年に27本塁打&26盗塁、1984年には33本塁打を記録。
【2位】デーブ・ヘンダーソン(1988-93)
【3位】サム・チャップマン(1938-41,45-51)
【4位】ビル・ノース(1973-78)
【5位】ココ・クリスプ(2010-16)

マリナーズ
【1位】ケン・グリフィーJr.(1989-99,2009-10)
有資格初年度の2016年に当時歴代最高の得票率99.32%でアメリカ野球殿堂入り。WAR70.6(Baseball-Reference版)は球団歴代1位。
【2位】マイク・キャメロン(2000-03)
【3位】フランクリン・グティエレス(2009-13,15-16)
【4位】デーブ・ヘンダーソン(1981-86)
【5位】ルパート・ジョーンズ(1977-79)

レンジャーズ
【1位】ジョシュ・ハミルトン(2008-12,15)
2010年にMVP受賞。在籍6年間でマークした長打率.542とOPS.901は球団歴代3位、打率.302は同9位。
【2位】オダイビー・マクダウェル(1985-88,94)
【3位】フアン・ベニケス(1976-78)
【4位】デル・アンサー(1968-71)
【5位】ゲーリー・マシューズ(2004-06)

ナショナル・リーグ東部地区

ブレーブス
【1位】アンドリュー・ジョーンズ(1996-2007)
10年連続でゴールドグラブ賞を受賞した外野手はジョーンズ、ロベルト・クレメンテ、ウィリー・メイズ、イチローの4人だけ。
【2位】デール・マーフィー(1976-90)
【3位】ウォーリー・バーガー(1930-37)
【4位】エンダー・インシアーテ(2016-現在)
【5位】ビル・ブルートン(1953-60)

マーリンズ
【1位】フアン・ピエール(2003-05,13)
2003年からの3年間で167盗塁を記録。2003年は両リーグ最多の65盗塁をマークしてチームのワールドシリーズ制覇にも貢献。
【2位】クリスチャン・イェリッチ(2013-17)
【3位】プレストン・ウィルソン(1998-2002)
【4位】コディ・ロス(2006-10)
【5位】デボン・ホワイト(1996-97)

メッツ
【1位】カルロス・ベルトラン(2005-11)
本塁打、打点、二塁打などの部門で中堅手では球団歴代1位の数字を記録。ゴールドグラブ賞3度、シルバースラッガー賞2度。
【2位】ムーキー・ウィルソン(1980-89)
【3位】トミー・エイジー(1968-72)
【4位】レニー・ダイクストラ(1985-89)
【5位】リー・マジーリ(1976-81,86-89)

フィリーズ
【1位】リッチー・アシュバーン(1948-59)
1950年代に放った1875安打はメジャー最多。1995年にベテランズ委員会の選考によりアメリカ野球殿堂入り。
【2位】ギャリー・マドックス(1975-86)
【3位】シェーン・ビクトリーノ(2005-12)
【4位】サイ・ウィリアムス(1918-30)
【5位】レニー・ダイクストラ(1989-96)

ナショナルズ
【1位】アンドレ・ドーソン(1976-86)
1977年新人王、1983年にリーグ最多の189安打。1980年から6年連続ゴールドグラブ賞、1981年から3年連続オールスター・ゲーム選出。
【2位】マーキス・グリッソム(1989-94)
【3位】ロンデル・ホワイト(1993-2000)
【4位】デナード・スパン(2013-15)
【5位】マイケル・A・テイラー(2014-現在)

ナショナル・リーグ中部地区

カブス
【1位】ハック・ウィルソン(1927-31)
1930年にマークしたシーズン191打点は現在もメジャー記録。この年は208安打、打率.356、56本塁打、OPS1.177の大活躍。
【2位】アンディ・パフコ(1943-51)
【3位】ジミー・ライアン(1885-89,91-1900)
【4位】リック・マンデー(1972-76)
【5位】デクスター・ファウラー(2015-16)

レッズ
【1位】ベイダ・ピンソン(1958-68)
メジャー2年目の1959年から2年連続でオールスター・ゲーム選出。1961年の208安打と1963年の204安打はいずれも両リーグ最多。
【2位】エド・ロウシュ(1916-26,31)
【3位】エリック・デービス(1984-91,96)
【4位】ガス・ベル(1953-61)
【5位】セザー・ジェロニモ(1972-80)

ブリュワーズ
【1位】ゴーマン・トーマス(1973-83,86)
208本塁打は球団歴代5位。1979年に45本塁打、123打点、1982年に39本塁打、112打点でそれぞれ本塁打王のタイトルを獲得。
【2位】カルロス・ゴメス(2010-15)
【3位】ロレンゾ・ケイン(2010,18-19)
【4位】ダリル・ハミルトン(1988-95)
【5位】デーブ・メイ(1970-74)

パイレーツ
【1位】アンドリュー・マカッチェン(2009-17)
オールスター・ゲーム選出5度、2013年にMVP受賞。2012年から4年連続でMVP投票5位以内にランクイン。
【2位】マックス・キャリー(1910-26)
【3位】アンディ・バンスライク(1987-94)
【4位】ロイド・ウェイナー(1927-45)
【5位】アル・オリバー(1968-77)

カージナルス
【1位】ジム・エドモンズ(2000-07)
在籍8年間で放った241本塁打は球団歴代4位。2000年から6年連続ゴールドグラブ賞。2004年にはシルバースラッガー賞も受賞。
【2位】カート・フラッド(1958-69)
【3位】ウィリー・マギー(1982-89,96-99)
【4位】レイ・ランクフォード(1990-2000,04)
【5位】テリー・ムーア(1935-48)

ナショナル・リーグ西部地区

ダイヤモンドバックス
【1位】スティーブ・フィンリー(1999-2004)
1999年と2000年にゴールドグラブ賞を受賞。2001年は主力選手の1人としてチームのワールドシリーズ制覇に貢献。
【2位】A・J・ポロック(2012-18)
【3位】クリス・ヤング(2006-12)
【4位】デボン・ホワイト(1998)
【5位】ジャロッド・ダイソン(2018-19)

ロッキーズ
【1位】チャーリー・ブラックモン(2011-現在)
オールスター・ゲーム選出4度。2017年に打率.331で首位打者のタイトルを獲得。2016年から2年連続でシルバースラッガー賞。
【2位】エリス・バークス(1994-98)
【3位】デクスター・ファウラー(2008-13)
【4位】プレストン・ウィルソン(2003-05)
【5位】フアン・ピエール(2000-02)

ドジャース
【1位】デューク・スナイダー(1947-62)
1953年から3年連続で「打率.300、40本塁打、125打点、OPS1.000」をクリア。1955年打点王、1956年本塁打王。
【2位】ウィリー・デービス(1960-73)
【3位】マット・ケンプ(2006-14,18)
【4位】ピート・ライザー(1940-42,46-48)
【5位】ブレット・バトラー(1991-97)

パドレス
【1位】スティーブ・フィンリー(1995-98)
在籍4年間で放った82本塁打は主にセンターを守った選手としては球団歴代1位。1996年の地区優勝と1998年のリーグ優勝に貢献。
【2位】ケビン・マクレイノルズ(1983-86)
【3位】マイク・キャメロン(2006-07)
【4位】ジョニー・グラブ(1972-76)
【5位】ダリン・ジャクソン(1989-92)

ジャイアンツ
【1位】ウィリー・メイズ(1951-72)
1965年の52本塁打を筆頭に本塁打王4度。1956年から4年連続で盗塁王。1957年から12年連続でゴールドグラブ賞。
【2位】ボビー・トムソン(1946-53,57)
【3位】ジョージ・バン・ハルトレン(1894-1903)
【4位】チリ・デービス(1981-87)
【5位】フレッド・スノッドグラス(1908-15)

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