県内旅行の促進を 長崎県市長会が県に要望

平田副知事(左)に要望書を手渡す田上会長=県庁

 長崎県市長会(会長・田上富久長崎市長、13市)は18日、新型コロナウイルス感染症の影響で停滞した地域経済について、県民の県内旅行を促進するなど早期活性化策を求める緊急要望書を県に提出した。
 要望書は▽県内経済の活性化▽ウェブ版県物産展の早期立ち上げ▽中小企業の経営持続に向けた支援-が柱。田上会長は「県境を越えた移動が自粛される中、県内旅行で地域経済を動かして観光業を活性化していくことが重要。県にも後押ししてほしい」と求めた。
 また、新型コロナ収束後をにらんだ国の観光キャンペーンについて「全国一斉で横並びになる。他県に先駆けた準備が大事」と、県全体で一丸となったPRの必要性を訴えた。
 要望書を受け取った平田研副知事は「観光の落ち込みには強い危機感を持っている。感染状況を見極めながら、スピード感を持って取り組みたい」と応じた。

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