長崎市 小中高で夏休み授業日 中総体は7月開催へ

 長崎市は22日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う臨時休校で生じた学習時間の不足を補うため、夏休み(7月21日~8月31日)期間に、全市立小中高で授業日を設けることを決定した。市中総体は7月下旬に延期開催することも決めた。
 22日開いた市の新型コロナ対策本部会議で決めた。授業日とするのは、小学校が7月21~31日、中学校は7月21、22日と7月29日~8月4日までのいずれも平日7日間。市立長崎商業高校は7月21、22日と8月27~31日までの平日5日間。
 8月3~7日と24~31日にも、授業の進捗(しんちょく)状況に応じて各小中学校の判断で登校日を設定可能とした。消毒や手洗い、マスクの着用などを徹底するという。
 6月13~15日に予定していた市中総体は、7月25~27日に延期開催。開会式は中止とし、無観客試合とするなどの対策を取る。
 8月9日の「原爆の日」の式典について、田上富久市長は「25日に国からどういったライン(対処方針)が示されるかを確認しながら、今後の方向性を決めていきたい」と述べた。


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