マグリフは500本塁打にあと7 マイルストーンに迫った男たち

©MLB Advanced Media, LP.

メジャーリーグ公式サイトのアンドリュー・サイモンは日本時間6月14日、通算500本塁打や300勝といったマイルストーンをあと少しで逃した選手を特集する記事を公開した。通算493本塁打でキャリアを終えたフレッド・マグリフは、あと7本で逃した500本塁打を達成していれば、アメリカ野球殿堂に名を連ねることができていたかもしれない。

あと少しでマイルストーン到達を逃した選手の代表格は、通算493本塁打、1995打点でキャリアを終えたルー・ゲーリッグだろう。「鉄人」と呼ばれたゲーリッグが難病に冒され、キャリア終了を強いられたのはあまりにも有名な話だ。「今日、私は地球上で最も幸せな男です」という引退スピーチで知られるゲーリッグだが、もし難病に冒されることがなければ、通算500本塁打と2000打点のみならず、3000安打(実際は2721安打)も達成できたに違いない。

ゲーリッグ以外の殿堂入り選手では、「ミスター・タイガー」として知られるアル・ケーラインが通算399本塁打、498二塁打でキャリアを終了。14度目の挑戦となる2011年にようやく殿堂入りを果たしたバート・ブライレブン(通算287勝)は、300勝を達成していれば、スムーズに殿堂入りできたことだろう。

ゲーリッグと同じ通算493本塁打を記録したマグリフは、2002年にカブスで30本塁打を放ったが、2003年はドジャースで13本塁打、2004年はデビルレイズで2本塁打に終わり、500本塁打に届かなかった。殿堂入り投票では最大で得票率39.8%(2019年)に終わり、記者投票での殿堂入り資格を喪失。500本塁打以上の選手は、現役選手、まだ投票対象になっていない選手、ステロイド使用疑惑のある選手を除いて全員が殿堂入りを果たしており、全盛期の2シーズン(1994~95年)がストライキにより短縮されたことが惜しまれる。

「トミー・ジョン手術」に名を残すトミー・ジョンは、通算288勝で26年間にわたるキャリアを終えた。300勝以上の投手はロジャー・クレメンスを除く全員が殿堂入りを果たしており、ジョンは300勝には到達していないものの、球界における功績の大きさを考えると、近いうちにベテランズ委員会による選考で「救済」されても決して不思議ではない。

このほか、通算399本塁打のアンドレス・ガララーガ、398本塁打のデール・マーフィー、596二塁打のルイス・ゴンザレス、1999安打のイアン・キンズラー、1999奪三振のビリー・ピアース、1988奪三振のヨハン・サンタナが紹介されている。