長崎市 原爆投下経緯の説明に一部誤り 学習サイト、修正へ

 長崎市の子ども向け平和学習用ウェブサイト「キッズ平和ながさき」に記載された原爆投下までの経緯に関する説明の一部は不適切として、市が内容を修正することが17日、分かった。
 修正するのは「原爆が完成する前の1945年5月にドイツが降伏したので、アメリカは原爆を日本に投下することにしました」という部分。市発行の長崎原爆戦災誌第一巻(2006年改訂)は、1944年9月に米大統領と英首相が「原爆を日本に対して使用することについて意見が一致」と記している。市が専門家に聞き取りした結果、「サイトの内容は不適切」との指摘を受けたという。
 市被爆継承課によると、サイトは2009年4月から公開しているが、使用した参考文献などは不明。同課は「内容を検討し、できるだけ早く修正したい」としている。

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