元整備士イチオシ! パパ・ママ友に200万円台で“ドヤれる外車”【ダディ×マミー】

ランドローバー レンジローバーイヴォーク 初代モデル

ググっと身近になったプレミアムSUV

レンジローバー イヴォークは、北米モーターショーに出品されたコンセプトカーLRXをそのままの姿で市販化され、世間に大きな衝撃を与えたモデル。

日本では2012年から販売され、2014年のマイナーチェンジまでは3ドアの“クーペ”モデルもラインナップし、それまでの「SUVのスタイリングはこう!」という固定概念を大きく覆しました。

価格もボディサイズも、“本家レンジローバー”から見ればかなり身近な存在で、芸能人やプロ野球選手などのお金持ちしか乗れない超高級SUVから、頑張れば一般庶民でも手の届く存在に。

また日本にマッチしたサイズ感もあって、レンジローバー イヴォークは異例のヒットを記録します。そのため、比較的中古市場にも出回っており、まさに今ねらい目の高級SUVなのです。

レンジローバー イヴォークのドヤポイントは3つ

ドヤポイント その1:ただシンプルにカッコいいデザイン

見ていただければわかるように、レンジローバー イヴォークのエクステリアデザインは「カッコいい」という一言に尽きます。

リヤにかけて下がるルーフラインと、反対に上がっていくウインドウラインによって、5ドアモデルであってもクーペのような美しいスタイリング。

さらに、シャープで面積の小さな前後の灯火類が適度な未来感を演出しています。

“スタイリッシュなSUV”は、現在多くのメーカーからリリースされていますが、レンジローバー イヴォークほど完成度と独自性の高いモデルはほかにないと言っても過言ではありません。

特別感を大事にしたいパパさんにおすすめ!

上記では異例のヒットと述べましたが、同クラスのフォルクスワーゲンやBMWといったドイツ勢に比べると流通量は多くありません。

そのため、このスタイリングが気に入ったのであれば、間違いなく所有していることの特別な満足感を得られること請け合いです!

ドヤポイント その2:まるでジェームズ・ボンドのようなパワートレイン

初代レンジローバー イヴォークのパワートレインは、2.0リッター直列4気筒ターボエンジンとトルコン式ATの組み合わせ。

そして中古車で250万円前後から、9速ATを搭載した2014年以降のモデルが狙えます。

エンジンの最高出力は240馬力で、最大トルクは340Nmと必要にして十分。

またトルコン式ATは、いわゆるツインクラッチ式のATと違い、低速域でのギクシャク感のない滑らかな走りができます。

“ヤルときやはヤル”そんなカッコいいパパさんにおすすめ!

街中の低速域では、トルコン式ATのスムーズでショックの少ない紳士的なドライブ。そして高速道路や山坂道など、パワーが必要な場面では力強い走行も可能。

まさにレンジローバー イヴォークは、スマートで紳士的だけど本気を出すと強い007のジェームズ・ボンドのようなSUVなのです。

またイグニッションに連動してせり上がる、これまた未来的なダイヤル式のシフトセレクターは、運転するたびに間違いなく気分を盛り上げてくれるでしょう。

ドヤポイント その3:機能とデザインを両立した内外装

イギリス車の内装というと、木と革を使ったクラシカルなものを想像しがちですが、外装同様、レンジローバー イヴォークは内装でも私たちを驚かせてくれます。

シンプルで機能的かつ未来的なセンターコンソールやインパネ。それに反するようにステッチの入った本革のダッシュボードやシートは、イギリスの伝統美を感じ取ることができます。

210mmの最低地上高を確保するSUVらしさと、クーペのようなシャープさを高次元で融合した外装と同じように、先進のテクノロジーと伝統美を見事に調和した内装は、レンジローバー イヴォークの大きな魅力です。

大きなSUVの運転は不安というママさんにおすすめ!

デザイン性と機能性の両方を兼ね備えるレンジローバー イヴォークは、本格オフローダーとしての要素もしっかり取り入れられています。

その一つが、悪路走行では欠かせない良好な視界。

また1900mmというやや大きめの全幅に対して、全長は4355mmと短いため、市街地でも比較的楽に運転することができます。

レンジローバー イヴォークを買うなら注意してほしいポイント

もう皆さんご存じでしょうし、手垢のべったり付いた内容ですが、車検や修理にかかる費用は国産車と比べれば割高です。

ただ先述したように、250万円程度の予算があれば、2014年式以降の比較的走行距離の少ない高年式の中古車が狙えます。

近年の外車はひと昔前と比べて、かなり故障しにくくなっているため、それほど修理費を心配する必要はありません(注:比較対象はあくまでもひと昔前の外車)。

それよりも、このスタイリングと雰囲気を200万円台で購入できるというだけでも、レンジローバー イヴォークを選ぶ理由として十分ではないでしょうか。

[筆者:増田 真吾]

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