長崎発着の高速バス 北九州線など来月再開

 県交通局(長崎市)などは24日、新型コロナウイルスの影響で運休していた長崎発着の高速バスについて、北九州線「出島号」、熊本線「りんどう号」、宮崎線「ブルーロマン号」の運行を7月1日から再開すると発表した。一部運休していた大分線「サンライト号」、佐世保線は通常に戻る。九州内の感染状況が「落ち着いてきた」と判断した。座席は予約の段階で間隔を空けて配置。車内の換気を徹底する。
 北九州線は毎日3往復6便の運行。通常(平日10便、土日祝日12便)から減便は続く。6月1日に再開予定だったが、北九州での感染拡大で延期されていた。
 熊本線は、共同運行する九州産交バスと毎日4往復8便を運行し、通常の半分の便数。宮崎線は宮崎交通と共同運行の全2往復4便が復活する。大分線は1往復2便が復便。すでに再開している長崎バス(長崎市)などと合わせ全5往復10便になる。佐世保線は西肥バス(佐世保市)の運行便も含め全便が戻る。
 福岡と佐世保、長崎を結ぶ路線も増える。西肥バスと西日本鉄道(福岡市)が共同運行する佐世保線は平日30往復60便、土日祝日32往復64便に。関連会社の九州急行バスが運行する長崎線は毎日34往復68便になる。

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