佐世保市などを襲った大雨から一夜明けた26日、長崎県災害警戒本部は被害状況をまとめた。4市町計8カ所で崖崩れが確認されたが、人的被害はなかった。
長崎県北部や五島列島などは25日、猛烈な雨に見舞われた。崖崩れが確認されたのは▽佐世保市5カ所▽平戸市、五島市、新上五島町各1カ所。佐世保市では11棟で床上・床下浸水の被害があった。
同市日宇町の市道では約25メートルにわたって山側ののり面が崩れ、復旧のめどが立っていない。同市元町の教法寺では、市道に面した石垣が約15メートルにわたって崩落した。石垣は1862年ごろに築かれ、県のまちづくり景観資産に登録されており、住職の和田智暁さん(42)は「歴史ある石垣だが、一部だけを修復するのも難しい」としている。
佐世保市 大雨で崖崩れ8カ所 人的被害なし
- Published
- 2020/06/27 09:37 (JST)
- Updated
- 2020/08/04 10:03 (JST)
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